ヴィッセル神戸所属の元U20ブラジル代表FWリンコン(22)は、明治安田生命Jリーグ開幕1週間前の時点でも去就不透明だ。東京ヴェルディとブラジル1部セアラーSCからの関心が報じられていたが、ブラジル国内では同選手に関する情報が錯綜している。
ブラジルメディア『SBT Rio』のジャーナリストは今月5日、リンコンがヴィッセル神戸の構想から外れていることに触れたで「東京ヴェルディはリンコンの獲得に向けて交渉中だ」とリポート。一方でブラジルメディア『グローボ』は10日に「セアラーSCは1年レンタルでのリンコン獲得を目指している」とした上で、選手サイドと交渉を行っていることを報じていた。
するとブラジルメディア『Coluna do Fla』は13日に「リンコンとセアラーSCはおよそ1週間前から交渉しており、今後数日で契約が完了する見込みだ」と報道。
しかしブラジルメディア『Superesportes』のホルヘ・二コラ氏は、セアラーSC幹部のカルロス・モラエス氏への取材内容を12日のYouTube配信で報告。これによると、カルロス氏は選手サイドからの売り込みがあったと主張。セアラーSCは同選手の獲得に興味を示していないという。
リンコンは来日1年目の2021シーズンから負傷離脱もあり出場機会が限られると、昨年8月にクルゼイロへ1年半のレンタル移籍により加入。しかしクルゼイロでもレギュラー定着とは至らず、レンタル打ち切りとなっている。
またブラジルメディア『Somos Fanaticos』は昨年12月、同選手の意向について「自分自身の実力を証明するためにもブラジル国内でのプレー続行を望んでいる」と伝えていた。
ブラジル国内クラブへの移籍を望んでいるリンコン。東京ヴェルディ移籍の可能性が取りざたされているだけに、セアラーSCとの交渉状況が気になるところだ。
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