ブンデスリーガ(ドイツ1部)シャルケ所属のMF上月壮一郎(22)は、先月21日のリーグ戦デビュー以降、ここまで全試合で先発出場。シャルケサポーターから月間MVPに選出される中、京都サンガからボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)への移籍破談を振り返った。
同選手は2021シーズン終了後、京都サンガを契約満了により退団。2021/22シーズン終了後までドイツ5部FCデューレンでプレーしたほか、昨年8月にU23シャルケへ加入。ドイツ4部リーグで結果を残して、昨年末にプロ契約を勝ち取っている。
ドイツ紙『ビルト』は昨年、U23ボルシアMG加入目前に迫っていた上月壮一郎の過去を紹介。「育成補償金の関係で破談に終わった」と伝えているが、これについて本人は「(ドイツの)移籍ウィンドウ終了の3,4日前でしたね。詳しいことは言えませんが、ボルシアMGのトライアウトに合格していましたね。あの時は本当に大変でした」と振り返っている。
それでも上月壮一郎はドイツ5部クラブを経由するなど多くの経験をへて、今年1月にブンデスリーガでデビュー。攻撃陣の救世主として活躍すると、サポーター投票による1月の月間最優秀選手に選ばれている。
シャルケは直近3試合つづけてスコアレスドロー。巻き返しの兆しを見せているものの、依然としてリーグ最下位に沈んでいる。ボルシアMG移籍破談からわずか1年でトップの舞台に立った上月壮一郎に、さらなる期待が寄せられている。
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