Jリーグ 浦和レッズ

浦和移籍破談理由は?セルティック退団ギアクマキス「アトランタが唯一…」

ギオルゴス・ギアクマキス 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・浦和レッズは、ギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)の獲得で合意に達していたものの獲得に失敗。同選手がMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)アトランタ・ユナイテッドへの移籍を決断した理由を明かしている。

 ギアクマキスは今月8日にアトランタ・ユナイテッドへの完全移籍が正式決定。加入会見でゴール数など具体的な目標をあげなかったものの、「僕はゴールに飢えているんだ。デビュー戦でゴールを決めたいね」と意気込みを語っている。

 またアトランタ・ユナイテッド加入の決め手を聞かれると、「(アトランタ・ユナイテッドのテクニカルディレクターである)カルロス・ボカネグラが唯一、僕に会うためにわざわざグラスゴーまでやって来てくれたんだ。それはとても大切なこと。重要だと感じることができるクラブへ移籍したかったんだよ」とコメント。

 「(スコットランド1部リーグよりも)MLSはもう少しリーグ全体の競争力があるね。僕はここでより多くの出場機会を得ると思うよ」と、セルティックとレンジャーズの2強状態であるスコットランド1部リーグとドラフト制度をはじめ戦力均衡の仕組みがあるMLSを比較した。

 ギアクマキスの争奪戦には、浦和レッズやアトランタ・ユナイテッドの他にもセリエA(イタリア1部)サンプドリアやラ・リーガ(スペイン1部)カディスなど欧州複数クラブも加わっていたが、先月27日の時点で浦和レッズ移籍がほぼ確実とみられていた。

 しかしギリシャメディア『SDNA』が先月30日になって「ギアクマキスはアトランタ・ユナイテッドへ移籍する。移籍金350万ポンド(約5億6000万円)、ボーナス80万ポンド(約1億3000万円)でセルティックと合意に達した」と報道。アトランタ・ユナイテッドは2026年までの4年契約により同選手とサインを交わしている。