かつてアビスパ福岡でプレーしていたMF鈴木惇(33)は、2022シーズン限りで藤枝MYFCを退団。今月9日に元日本代表MF本田圭佑(無所属)の古巣であるリトアニア1部FKスードゥヴァへ加入した。その鈴木惇がフットボール・トライブを通じて、海外挑戦実現までの過程を説明。アビスパ福岡時代のチームメイトである元日本代表FW森本貴幸(台中Futuro)、それに本田圭佑の実兄でありエージェント会社『HEROE(エロエ株式会社)』の代表である本田弘幸氏との関係を明かしている。
同選手は2020シーズン終了後にアビスパ福岡を契約満了により退団。藤枝MYFCへ移籍すると、加入1年目の2021シーズンから主力選手として活躍。2022シーズンはリーグ戦33試合に出場と、クラブのJ2昇格に大きく貢献していた。
そんな鈴木惇は「2020年にアビスパ福岡を契約満了となった時に、少しではありますけど海外移籍を意識し始めましたね。ただその時は早いタイミングで藤枝MYFCがオファーをくれたので、(藤枝MYFCにお世話になりますと)返事しました」と、アビスパ福岡退団時から海外志向があったことを告白。
「2年間藤枝MYFCに恩返しをしようとプレーしていましたが、心のどこかで『あの時に(2020シーズン終了後)海外挑戦しようとしてたら、どんな国に行けたのかな?』と、海外への想いがあったままプレーしていました」
「そこで昨年の春に、森本貴幸くんに『HEROE』の代表である本田弘幸さんを紹介してもらい、海外クラブへの移籍に向けて本格的に動き始めました」とコメントを残している。
その藤枝MYFCは昨年12月28日に、鈴木惇の契約満了を公式発表していた。本人は「藤枝MYFCは2022シーズンのJ3で2位になってJ2昇格を果たしました。個人としてもクラブから評価していただきましたし、契約延長のオファーをもらいました」
「ただ僕としては今度こそ海外に挑戦したいと思い、返答期限の日に藤枝MYFCからのオファーを辞退したんです」と、藤枝MYFCの契約延長オファー拒否を明かす。
そしてFKスードゥヴァ移籍決定に至るまでの過程については「藤枝MYFCを退団してから約1ヶ月半オファーがない状態でしたが、藤枝MYFC、アビスパ福岡のユースチームの練習に参加してコンディションを整えていました。1月の末にFKスードゥヴァからオファーをもらって、1日考えてから『お世話になります』と返事をしましたね」と語った。
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HEROE(エロエ株式会社)
「常にアスリートと共に努力し続ける」をモットーに、サッカー選手の契約・移籍交渉業務やキャリアプランニング、肖像権の管理などを手掛ける。2012年3月の会社設立以降、Jリーガーの移籍交渉に携わっているほか、守田英正(スポルティングCP)や中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC)などカタールW杯日本代表メンバーに選ばれた選手も顧客に持つ。代表は本田圭佑の実兄である本田弘幸氏
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