Jリーグ

2023Jリーグ、注目の大卒ルーキーまとめ【後編】

京都サンガ FW木村勇大(当時関西学院大学)写真:Getty Images

FW木村勇大(京都サンガ)

出身:関西学院大学

2022シーズンは京都サンガで特別指定選手として8試合に出場し、ルヴァン杯ではゴールもマークしたFW木村勇大。9月にはU-21日本代表として初めて日の丸も背負った注目のストライカーだ。184cmの体格を生かしたパワフルなプレーと前を向いた時の迫力が持ち味。

関西学院大学での4年間で確実に力をつけた木村が、次に目指すところはパリ五輪。代表での活動を通しては「世界の強豪にも日本は通用すると感じた」と話す。「上だけを見るんじゃなくて、まずはJリーグの舞台で結果を出す。それで選ばれて、そこでも結果を出す。先を見ずに足下を見て、しっかりコツコツやっていければ」と、世界を見据えつつも、目の前のことを確実に進めていく構えだ。

U-21日本代表の大岩剛監督も「毎日毎日練習でよりレベルの高い選手たちとやることで気づいて、それが成長につながっていく」と、木村に成長の期待を寄せる。 将来、サムライブルーのユニフォームを着た木村が、MF久保建英(レアル・ソシエダ)の縦パスに抜け出してゴールを決める日が来るかもしれない。


FW室井彗佑(大宮アルディージャ)

出身:東洋大学

2022シーズンの関東大学サッカーリーグ得点王となったFW室井彗佑は、J2の大宮アルディージャを選択した。

同シーズン関東リーグ得点王争いは激戦であったが、室井が在籍する東洋大学が7位(10チーム中)でフィニッシュしたことを考えると、室井の決定力の高さがわかる。チームのシーズン総得点32のうち、室井の得点がなんと13。40%を室井が決めた計算になる。本人は得点王について「素直に嬉しいです。でも自分だけの力だけじゃないので、チームメイトに感謝したいです」と、謙虚に語った。

2023シーズン大宮では、同じ東洋大学出身のMF高柳郁弥と同チームに。大学でも見せたコンビが大宮でより磨きをかけ、チームをJ1のステージへ導くだろう。

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名前:KIRA

趣味:サッカー、筋トレ、ワイン
好きなチーム:鹿島アントラーズ
大学までサッカーを現役でプレー、今は会社員として週末に社会人リーグでプレー。戦術解説をメインに皆さんにサッカーを「もっと好き」「もっと楽しんでもらえる」をモットーに頑張ります!

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