明治安田生命J1リーグ・サガン鳥栖所属のU19日本代表DF中野伸哉(19)は、2024年開催のパリ五輪出場が期待されている。その中野伸哉が、21歳以下で守備的左サイドバックを対象とした『CIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)』の算出データで世界トップ10に名を連ねている。
国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関であるスポーツ国際研究センターは、今年1月のスカウティングレポートとして「世界における21歳以下の有望株」を紹介。2022年12月13日時点でのプレー時間、出場した試合のレベル、成績などから算出した「経験資本」に基づいてランキング付けを行っている。
これによると、守備的左サイドバックではMLSニューヨーク・レッドブルズ所属DFジョン・トルキン(20)とバルセロナ所属DFアレックス・バルデが経験資本「21.8」でトップタイとのこと。中野伸哉は「10.9」で7位に名を連ねている。
また『CIES』は上位10選手の契約期間や独自に算出した市場価値も掲載。中野伸哉は昨年12月時点でサガン鳥栖と2025年6月まで契約を残しているほか、同選手の市場価値は210万ユーロ(約2億9700万円)だという。
中野伸哉はサガン鳥栖下部組織在籍時の2020年8月1日、16歳11か月15日というクラブ史上最年少でJリーグデビュー。2021シーズンの開幕戦では17歳6か月10日というJリーグ史上最年少でのスタメン出場を果たすと、2021年7月にはトップチームへ昇格。センターバックでの起用が続いていたが、昨年8月以降は主に左サイドバックでスタメンに名を連ねている。
また同選手は年代別代表にコンスタントに招集されているが、2021年3月には東京五輪世代のU24日本代表に飛び級で選出されたことにより話題を呼んでいた。
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