明治安田生命J1リーグ・浦和レッズは、セルティック所属のギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)獲得にむけてMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)アトランタ・ユナイテッドと争奪戦を繰り広げている。そんな中、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督がギアクマキスの去就に言及。同選手の行動を暗に批判している。
ギアクマキスは先月27日の時点で浦和レッズ移籍がほぼ確実とみられていたが、ギリシャメディア『SDNA』が30日になって「ギアクマキスはアトランタ・ユナイテッドへ移籍する。今後数日以内に公式発表が行われる」と報道。セルティックとの合意内容について「移籍金350万ポンド(約5億6000万円)、ボーナス80万ポンド(約1億3000万円)」と伝えている。
しかし英紙『スコッツマン』は今月1日に「ギアクマキス争奪戦はアトランタが制したと考えられている。しかしギアクマキスは依然として2つのオファーについて熟考を重ねている」と、依然として浦和レッズ移籍の可能性が残っていると主張していた。
そんな中、ポステコグルー監督は3日の会見で「(ギアクマキスの去就について)間もなく結論が出るだろう。正直に言うと、もう私のレーダーには映っていない。彼がグループに戻るとは思っていないが、まだ確定していない」と、同選手を構想外扱いしていることを明かした。
その上で「ギアクマキスの去就については、おそらくまわりの人々と同じ頃に聞くことになると思う。もしかしたらインスタグラムをやっている人は、(ギアクマキスの去就について)私より早く聞くかもしれないね」と言及。同選手がSNSを通じて自身の去就をフライング発表する可能性に触れるなど、皮肉を交えたコメントを残している。
ギアクマキスは2021年8月にVVVフェンロからセルティックへ完全移籍したものの、日本代表FW古橋亨梧(28)の活躍もありスタメンでの出場機会が限定。今季もここまでスコットランド1部リーグ21試合中4試合の先発出場にとどまっているが、6ゴール1アシストと結果を残している。
コメントランキング