明治安田生命J1リーグ・浦和レッズは、セルティックからギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)を獲得することでクラブ間合意。しかし選手サイドとMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)アトランタ・ユナイテッドの個人合意が伝えられるなど、同選手獲得へ不安を抱えている。そんな中、スペイン2部カルタヘナに所属するアルバニア代表FWアルマンド・サディク(31)の獲得失敗が報じられている。
サディクは母国アルバニアやスイス、ポーランド、スペインなど欧州圏の複数クラブに在籍。ラス・パルマス在籍時の昨年3月以降にスタメンでの出場機会を増やすと、2021/22シーズン終了後にカルタヘナへ移籍。今季はここまでスペイン2部リーグ24試合中14試合の先発出場で7ゴールと結果を残している。
スペイン紙『ラ・ベルダ』の報道によると、浦和レッズはサディクに獲得オファーを提示。しかし同選手はカルタヘナでのプレーに満足していることから、オファーを拒否したとのこと。また今月下旬になってサウジアラビア1部アル・ファトフSCが関心を寄せているが、24日時点ではオファーを提示していないという。
なお浦和レッズは今月5日、デンマーク人FWキャスパー・ユンカー(28)を名古屋グランパスへ買い取りオプション付きレンタル移籍により放出。攻撃陣の主力選手であるFW松尾佑介(25)もベルギー1部ウェステルローへのレンタル移籍がほぼ確実と伝えられる中、今月20日に沖縄キャンプから離脱している。
北海道コンサドーレ札幌からFW興梠慎三(36)が復帰したとはいえ、前線の選手層に不安を抱えている浦和レッズ。MLSクラブとギアクマキスの争奪戦を繰り広げる中、水面下でギアクマキスの代替候補獲得に動いていたと考えられる。
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