フライブルク所属MF堂安律(24)ら多くの日本人選手がブンデスリーガ再開初戦で先発出場する中、VfLボーフム所属のカタールW杯日本代表FW浅野拓磨(28)は21日のヘルタ・ベルリン戦でスタメン落ち。試合後、VfLボーフムのトーマス・レッチュ監督が同選手をベンチスタートとした理由を語っている。
浅野拓磨は今季、昨年9月10日のシャルケ戦で負傷するまでほぼ全試合に先発出場。カタールW杯前までの復帰はならなかったが、カタールW杯で強豪ドイツ代表相手に決勝弾。シーズン後半戦で主力選手としての活躍が期待されていたが、21日のブンデスリーガ第16節・ヘルタ・ベルリン戦では72分からプレーしていた。
レッチュ監督は試合後メディアインタビューに対応した際、右ウイングで浅野拓磨ではなくFWシモン・ツォラー(31)を先発起用した理由を問われると「ツォラーは、ボール奪取でとてつもないクオリティを発揮する選手だ。リーグ再開初戦のように距離感がはっきりしない状況では、浅野拓磨攻撃力よりもそちらの方が重要だった。だからツォラーの先発起用は、早い段階から私の頭の中にあった」とコメント。
ドイツメディア『Ligainsider』は、ツォラーのスタメン起用を「ほとんど予想していなかった」とした上で「ツォラーの先発起用は悪いアイデアではなく、VfLボーフムも3ゴールを奪って勝利した」
「だが浅野拓磨が先発メンバーの選択肢として注目されることに変わりはない。25日のレバークーゼン戦では再び先発メンバーが入れ替わるだろう」と、浅野拓磨が主力選手としての序列を維持していると主張した。
なお浅野拓磨とVfLボーフムの契約期間は2024年6月までであるが、西部ドイツ新聞は「浅野拓磨の契約には、降格した場合に適用される退団条項と“比較的低い移籍金”の規定がある」とリポート。同選手が今季限りで退団する可能性に言及している。
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