Jリーグ アルビレックス新潟

新潟移籍グスタボ・ネスカウの契約内容判明。特殊条項により引き抜きか

アルビレックス新潟のバックスタンド 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟は13日、ブラジル1部クイアバECからブラジル人FWグスタボ・ネスカウ(22)を獲得したと公式発表。ブラジルメディア『Futebol Interior』が同選手に関するアルビレックス新潟とクイアバECの合意内容を伝えている。

 ネスカウは昨年11月29日、クイアバECからブラジル3部ボタフォゴSPへ1年間のレンタル移籍により加入。11月21日からボタフォゴSPのトレーニングに参加していることもあり、アルビレックス新潟移籍の公式発表時にネット上で契約違反の可能性を心配する声が上がっていた。

 『Futebol Interior』の報道によると、ボタフォゴSPへのレンタル移籍契約には「ブラジル国外クラブからオファーが届いた場合には、契約解除が可能」という内容の条項が盛り込まれていたという。

 またブラジルメディア『Superesportes』のジャーナリストであるホルヘ・二コラ氏によると、アルビレックス新潟は買い取りオプション付きの1年レンタルによりネスカウを獲得したとのこと。買い取りオプションの内容が「40万ドル(約5000万円)の支払いで50%の保有権取得」であると伝えている。

 身長189cmで右利きのネスカウは、2021年9月にクイアバECへ加入。昨年1月からレンタル移籍によりECサント・アンドレでプレーしていたが、2カ月後のサンパウロ州選手権終了と同時にクイアバECへ復帰。2022シーズンのブラジル1部リーグでは大半でベンチ外となり、3試合の出場に終わっていた。

 なおアルビレックス新潟はネスカウの他にも、2022シーズンにブラジル1部サンパウロから2部AAポンチ・プレッタへレンタル移籍していたブラジル人FWダニーロ・ゴメス(23)の獲得も公式発表。

 ゴメスに関しては、ブラジルメディア『iG Esporte』が先月20日に「2年契約締結で合意、1年間の契約期間延長オプション付き」と契約内容を伝えている。またゴメスは2022シーズン終了後にAAポンチ・プレッタをレンタル移籍期間満了により退団。レンタル元のサンパウロも契約満了により退団しているため、移籍金ゼロでの獲得とみられる。