Jリーグ

J1クラブの2023新ユニフォーム!技ありTOP3

ジュビロ磐田(左)北海道コンサドーレ札幌(中)名古屋グランパス(右)ユニフォーム イラスト:Molly

ジュビロ磐田2023ユニフォーム

斬新なチェック模様

製造業者:アドミラル

ジュビロ磐田のユニフォーム。同クラブの拠点である静岡県のイメージよりも、製造業者アドミラルの拠点であるイギリスっぽさを、タータンチェック柄として全面に出したというデザインだ。少し補足をすると、アドミラルはイギリスのイングランドにあるレスター地域を本拠地としているが、タータンチェック柄はどちらかといえば、イギリスでもスコットランドが本場である。

最初の印象は、やはりこのチェック柄に衝撃を受けた。というのも、歴代の海外ユニフォームなどを見ていても、筆者として知り得ている知識の中では上下全身にフルチェック柄というのは皆無だからだ。驚きと共に、世界中のクラブユニフォームの中でもレアなデザインに殿堂入りするかもしれない、と勝手に期待している。

全体がアドミラルの雰囲気満載だが、ではどこに静岡県という地域らしさがあるのか。肩の部分に県内を悠然と流れている天竜川、大井川、安倍川、富士川これら4種の河川が、青色のグラデーションで表現されている。その川に寄り添うように、同クラブを象徴する黄色(ジュビロイエロー)で1本の線が引かれていて、これは選手とサポーター、地域との絆を表したもの。チェック柄からくるカジュアルな雰囲気が、両肩の絆の線によって全体をフォーマルな印象にさせている。


写真:Getty Images

レプリカユニは良いと思ったら即買いが吉

他のJ1クラブからも、魅力的で深い意味を含んだ新ユニフォームが続々と販売されている。値段は決して手軽とは言えないが、欲しいなと思った時に手に入れることはおすすめだ。なぜならユニフォームは、選手や監督などと共に随時入れ替わっていくものであり、あの時代のあの選手が活躍していた時のユニフォームが欲しい!と後から思った時には、既に完売御礼となっている場合も多い。

一方で、特に特定のクラブや年代にこだわりがなく、完全にファッションとしての購入を検討中であれば、慌てずにサッカー専門の古着屋またはオンラインショップで、じっくりと楽しみながらも良いだろう。レトロなデザインのユニフォームは、組み合わせ方によっては個性的なストリート系のお洒落を楽しめるアイテムでもある。

ぜひ多くの人々にサッカーユニフォームの良さを体感して欲しい!

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名前:Molly Chiba
趣味:自然散策、英国のあれやこれやをひたすら考えること
好きなチーム:トッテナム・ホットスパーFC

東北地方の田園に囲まれ育ちました。英国のフットボール文化や歴史、そして羊飼いやウールなどのファッション産業などに取り憑き、没入している日本人女性です。仕事のモットーは、伝統文化を次世代に繋ぐこと。

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