明治安田生命J1リーグ・柏レイソルは、かつてレアル・マドリードやミラン、バルセロナ移籍が噂されたブラジル代表MFルーカス・リマ(32)を獲得する可能性が取りざたされている。ただ同選手にはブラジル国内クラブも関心を寄せているようだ。
ルーカスは2014年のブラジル1部サントス加入後にブレイクすると、2015年にはブラジル代表でデビュー。当時レアル・マドリードをはじめ欧州複数クラブからの関心が報じられたが、欧州移籍が実現することはなかった。
また2021年8月から昨年12月までは、ブラジル1部パルメイラスからのレンタル移籍によりフォルタレーザECに在籍。加入直後はコンスタントに先発出場での出場機会を得ていたが、パフォーマンスの衰えもあり昨年7月以降は出番が減少。2022シーズン終了後にレンタル移籍期間満了によりフォルタレーザECを退団したほか、レンタル元のパルメイラスも契約満了により退団。現在は無所属状態となっている。
そんなルーカスについては、ブラジルメディア『ランセ』が今月3日に「彼は柏レイソルと交渉を進めている」と報道。選手サイドが中東移籍を拒否したことに触れた上で、柏レイソルと合意に達する可能性を伝えていた。
するとブラジルメディア『Bola Vip』は今月に「ブラジル国内外の複数クラブが、ルーカス・リマの動向を注視している」と報道。「(ブラジル1部の)ゴイアスが条件を聞き出そうと(選手サイドに)接触した。くわえて柏レイソルからオファーが届くだろう」と伝えるなど、柏レイソルとブラジル国内クラブによる争奪戦の可能性に言及している。
また同選手のパルメイラス、フォルタレーザEC退団について「パルメイラスからレンタル移籍したルーカス・リマが、フォルタレーザECで期待を大きく下回るパフォーマンスを見せたことは記憶に新しい。(フォルタレーザEC在籍中に)68試合で1ゴールしか挙げられなかったことを考えると、選手本人も何かを望んでいるのだろう」と綴っている。
なおゴイアスは2022シーズンのブラジル1部リーグを13位で終了。かつて川崎フロンターレや横浜FCでプレーしていたDFマギーニョ(31)が在籍している一方、ブラジル1部得点ランキング2位のFWペドロ・ハウル(26)が、柏レイソルからレンタル移籍期間満了により退団している。
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