明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸は、ブラジル1部CRフラメンゴからブラジル代表GKウーゴ・ソウザ(23)の獲得が難しいとみられていた。そのウーゴ・ソウザには横浜F・マリノスや日本代表DF菅原由勢(22)擁するオランダ1部AZアルクマールからの関心も伝えられていたが、ここにきて一転してヴィッセル神戸移籍に近づいているようだ。4日、ブラジルメディア『UOL』が報じている。
身長199cmのウーゴ・ソウザは2018年8月、当時プロ経験がないにもかかわらずブラジル代表に招集されると、2019年にCRフラメンゴのトップチームへ昇格。有望株として期待を寄せられていたが、昨季につづき今季レギュラーの座を奪うことはできなかった。
同選手については選手サイドが今冬移籍を熱望しているとみられる中、ブラジルメディア『グローボ』が先月下旬、CRフラメンゴがヴィッセル神戸が買い取りオプション付きのレンタル移籍によるオファーを却下したと報道。
先月以降に横浜F・マリノスやAZアルクマール、ポルトガル1部FCファマリカンやエストリルなど複数クラブからの関心が報じられる中、CRフラメンゴはウーゴ・ソウザを欧州クラブへ売却する可能性が高いとみられていた。
しかし『UOL』の報道によると、ヴィッセル神戸は「移籍金150万ドル(約2億円)の支払いでウーゴ・ソウザ保有権の50%取得」という内容で、CRフラメンゴに再度オファーを提示したとのこと。
またCRフラメンゴは買い取りオプション付きのレンタル移籍ではなく完全移籍での同選手放出に魅力を感じており、クラブ間交渉は順調に進んでいる模様。『グローボ』は『UOL』の報道を引用した上で「CRフラメンゴは当初、レンタル移籍の可能性を考慮していたため、ヴィッセル神戸からのオファーに興味を示さなかった。ウーゴ・ソウザの将来性や将来的な(完全移籍での)売却の可能性を見据えて、彼を欧州クラブへ送り出したかった」
「しかしヴィッセル神戸が完全移籍での獲得を打診したため、(状況が)変わった。CRフラメンゴはヴィッセル神戸へのウーゴ・ソウザ放出に近づいている」と伝えている。
コメントランキング