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堂安律、守田英正につづきラツィオから関心か。移籍金22億円が障壁と指摘も

堂安律 写真:Getty Images

 ブンデスリーガ・SCフライブルク所属の日本代表MF堂安律(24)は、カタールW杯のドイツ戦とスペイン戦で同点ゴールをマーク。カタールW杯での活躍もありローマ、マンチェスター・シティ、アーセナルなどビッグクラブ移籍の可能性が取りざたされる中、新たにラツィオが移籍先候補に浮上している。

 イタリアメディア『カルチョニュース24』は今月1日に「カタールW杯をうけて、セリエAで活躍する選手:堂安律」と見出しをうち、「将来、(インテルへ移籍した)フェリペ・カイセドのポジションに堂安律がいる可能性は?マウリツィオ・サッリ監督にとって、この日本代表選手は貴重な存在となるだろう」とリポート。

 堂安律を最も必要としているセリエA(イタリア1部)所属クラブにラツィオの名前を挙げた上で、「長い間、ラツィオはカイセドに依存していた。ベンチスタートだったカイセドは終盤になるとピッチに立ち、一瞬のうちにボールをゴールネットに流し込んで、負けを引き分けに、引き分けを勝ちに変えていた」

 「カイセドの退団後、ラツィオにはチーロ・インモービレの相棒や、スーパーサブが必要だろう。もしスペイン戦とドイツ戦でゴールを決めた堂安律がこの2つの問題の解決策でないとしたら、誰が適任なのだろうか?」と、ラツィオに堂安律の獲得を推奨している。

 ただ一方で、堂安律の獲得にむけての問題点として高額な移籍金があると指摘。移籍金額を1500万ユーロ(約22億円)とした上で「ラツィオのロティート会長にとって安価ではない」と綴っている。

 堂安律の去就についてはイタリアメディア『Diretta Goal』は先月はじめ、セリエAの強豪ミランやアタランタが堂安律の獲得オファーを用意している可能性があると報道。ドイツメディア『シュポルト1』は先月下旬に「カタールW杯開催期間中に、ローマとマンチェスター・シティが彼へのオファーを検討しているという噂が流れている」と、水面下でビッグクラブが同選手の獲得に動いていると主張していた。

 なおカタールW杯出場の日本代表選手では、スポルティングCP所属のMF守田英正(27)にもラツィオ移籍の可能性が浮上している。SCフライブルク加入からわずか半年でのステップアップ移籍が期待されている堂安律と、スポルティングCPの主力選手である守田英正がチームメイトになることはあるのだろうか。