昌平高校
7年連続プロ輩出、強豪校の1角へ
昌平高校(埼玉県)の強さの秘訣は育成組織にある。今シーズンはMF荒井悠汰(FC東京)とDF津久井佳祐(鹿島アントラーズ)2名のJリーグへの入団が決まった。特に荒井は、すでにFC東京で公式戦(ルヴァンカップ)デビュー済みだ。また下部組織にあたるFCラヴィーダというチームがあり、今年の3年生はこのチーム出身者が多い。中学3年時にクラブユースU15で全国ベスト8になっている。
攻撃が持ち味とあって、得点が取れると一気に勢いにのるチームといえよう。今夏インターハイにおける1試合平均得点は脅威の3.5得点。高円宮杯JFAU18プリンスリーグ関東(通称プリンスリーグ関東)においても、鹿島アントラーズユースや浦和レッズユース以上の得点を記録し、自慢の攻撃力を発揮している。
もちろん守備面も十分。それを証明するかのようにプリンスリーグ関東ではリーグ最小失点でフィニッシュ。自慢の攻撃に守備力がついた2022年。目指すは選手権初優勝である。
日体大柏高校
激戦区千葉県を勝ち抜いた強さは本物
千葉県の選手権出場校はここ9年、市立船橋高校と流通経済大柏高校の2強時代が続いていた。その牙城を崩したのが今回初出場となる日体大柏高校である。
地元の柏レイソルと2015年より相互支援契約を結び、選手や指導者の交流が行われ、レイソルアカデミーの1つとして強化を進めてきた。その強化が実を結び、2021年初めてプロ選手を輩出。今年はFWオウイエ・ウイリアムの柏レイソルへの入団が内定している。
しっかりボールを繋ぐスタイルの攻撃で、上述のウイリアムと主将のFW吉田眞翔の2トップに注目が集まる。目指すは、選手権「初出場・初優勝」である。
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