Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸がブラジル代表GK獲得失敗か。横浜FM関心報道も欧州移籍へ

ウーゴ・ソウザ 写真:Getty Images

 ブラジル1部CRフラメンゴは、明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸からのブラジル代表GKウーゴ・ソウザ(23)獲得オファーを拒否。横浜F・マリノスからの関心も伝えられていたが、同選手はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場クラブへ移籍する可能性があるようだ。19日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。

 ウーゴ・ソウザは今季CRフラメンゴでレギュラーに定着できなかったこともあり、移籍を熱望。ブラジルメディア『terra』は先月末、ヴィッセル神戸から買い取りオプション付きの1年レンタルによるオファーを提示したほか、選手サイドがCRフラメンゴと今冬退団で合意に至っていることを伝えていた。

 またブラジルメディア『O Futbolero Brasil』は今月はじめ、同選手に関心を寄せているクラブとしてヴィッセル神戸、横浜F・マリノス、ポルトガル1部FCファマリカンやエストリルの名前を挙げていた。

 しかし『グローボ』は「CRフラメンゴはウーゴ・ソウザが欧州向けのGKであり、CLでプレーする可能性があると認識している。彼が成長し、その結果将来的に有利な移籍を保証するためには、ヨーロッパ市場がより興味深い移籍先であると考えている」

 「たとえ欧州クラブが彼の買い取りオプションを行使しなかった場合でも、ウーゴ・ソウザが成長するのに欧州が最も適切な場所である。このような観点から、数日前にヴィッセル神戸からのオファーを却下した」とリポート。横浜F・マリノスからの関心報道には触れていないものの、Jリーグ挑戦の可能性は限りなく低いと考えられる。

 また『グローボ』は、ポルトガル1部エストリルや日本代表DF菅原由勢(22)擁するオランダ1部AZアルクマールからの関心も伝えているが、「現時点では正式オファーには至っていない」と綴っている。

 なおブラジルメディア『Bola Vip』が15日に伝えたところによると、ウーゴ・ソウザにはベルギー、ブルガリア、ポーランド、ポルトガル国内のクラブが関心を寄せているとのこと。同選手の代理人にはすでにオランダ国内クラブからコンタクトがあったほか、近日中にも欧州2クラブと選手サイドの会談が実施されるという。