ブラジル人DFチアゴ・パグヌサット(32)は先月、明治安田生命J1リーグ・名古屋グランパスをレンタル移籍期間満了により退団。レンタル元のセレッソ大阪に復帰せず、ブラジル1部セアラーSCへ加入している。そんなチアゴがJリーグから学んだことを明かした。17日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
同選手は昨年8月以降に出場機会を減らすと、昨季終了後にセアラー復帰が噂される中、名古屋グランパスへレンタル移籍。ただ今季もJ1リーグでわずか8試合の先発出場。長谷川健太監督にアピールできず、先月22日に今季限りでの名古屋グランパス退団が正式決定。今月2日にセアラーが同選手の再獲得を公式発表していた。
そんなチアゴは17日、セアラーSCの加入会見に出席。Jリーグでのプレーをへて成長したポイントを聞かれると「ブラジルのサッカーと日本のサッカーは全然違うので、Jリーグのスタイルに慣れるのにかなり大変だった。だけど、Jリーグから良いことを学んだんだ」
「彼らの規律や戦術的な理解力は興味深いし、私をさらにレベルアップさせてくれたね。日本で成長したと思っているけど、ブラジルでプレーすることには慣れている。できるだけ早く(セアラーSCのやり方に)適応したいね」と、前向きなコメントを残している。
なおセアラーSCはチアゴとの契約年数が2年であることを発表しているほか、同選手獲得で移籍金が発生しなかったことも明らかにしている。
またブラジルメディア『Torcedores』は今月はじめ、サンフレッチェ広島がチアゴ獲得へ交渉を進めていたことを報じた上で「150万ドル(約2億円)で彼の保有権を獲得することで合意していた。当初、チアゴ本人はJリーグでのプレー続行を望んでいたがセアラーSCからの関心が重くのしかかり、古巣復帰を決断した」と、セアラーSC復帰の過程を伝えている。
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