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柏ペドロ・ハウルの退団発表秒読み。移籍金3億円弱に批判殺到「交渉下手」

ペドロ・ハウル 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ柏レイソルからブラジル1部ゴイアスへレンタル移籍していたブラジル人FWペドロ・ハウル(26)は、まもなくブラジル1部昇格組ヴァスコ・ダ・ガマへの完全移籍が正式決定するようだ。14日、ブラジル紙『O DIA』が報じている。

 ペドロ・ハウルは先月、レンタル移籍期間満了によりゴイアスを退団。コリンチャンスなど複数クラブからのオファーが伝えられる中、今月11日になってヴァスコ・ダ・ガマへの完全移籍がほぼ確実とブラジル国内メディアが一斉に報じていた。

 すると『O DIA』は15日までに同選手がヴァスコ・ダ・ガマのメディカルチェックを通過したと報道。「ヴァスコ・ダ・ガマは(移籍手続きの)必要書類を柏レイソルへ送った。あとは柏レイソルから書類が届くのを待つのみである」とリポートしており、書類交換が終わり次第ペドロ・ハウル獲得を公式発表するとみられる。

 また『O DIA』は「ペドロ・ラウルの獲得交渉は簡単ではなかった。ゴイアスでの活躍により市場価値が上昇し、争奪戦はよりし烈なものになった」と、同選手のヴァスコ・ダ・ガマ移籍に至るまでの過程を説明。

 その上で「移籍金200万ドル(約2億7000万円)を分割払いすることになる」と、柏レイソルの要求額である1800万レアル(約4億7000万円)を大きく下回る金額で決着したこともあわせて報道。

 この移籍金額に対して、柏レイソルサポーターをはじめ日本のサッカーファンからは「安すぎる」、「交渉下手かよ」、「ブラジル1部得点ランキング2位で3億円未満はない」、「安く買い叩くなよ」といった不満が沸き起こっている。

 ペドロ・ハウルは今年1月にゴイアスへ加入すると、今季ブラジル1部リーグほぼ全試合で先発出場して19ゴールをマーク。リーグ得点ランキング2位でシーズンを終えるなどキャリア最高の成績を残したほか、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)ブラジル代表のチッチ監督から称賛されていた。