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横浜FC、元栃木ユウリのフリー獲得確実か!ゼ・リカルド現清水監督が指導

横浜FC 写真:Getty Images

 かつて明治安田生命J2リーグ・栃木SCでプレーしていたブラジル人MFユウリ・リマ・ララ(28)は、ブラジル2部ヴァスコ・ダ・ガマでゼ・リカルド現清水エスパルス監督の指導を受けていた。そのユウリはJリーグ再挑戦が噂される中、今季限りでのヴァスコ・ダ・ガマ退団が正式決定。横浜FCへフリー移籍により加入することが確実となったようだ。3日、ブラジルメディア『ランセ』が伝えている。

 ヴァスコ・ダ・ガマの情報を専門に扱うYouTubeチャンネル『Atencao Vascainos!』は今月7日、ユウリがJリーグクラブから好条件のオファーが届いたことをうけてヴァスコ・ダ・ガマ幹部に退団の意思を伝えたと報道。移籍先候補にJ1昇格組のアルビレックス新潟と横浜FCを挙げていた。

 するとヴァスコ・ダ・ガマは13日になってユウリの退団を発表。「彼にはオファーが届いており、海外挑戦を望んでいる。クラブは選手の決断を尊重する。彼がクラブの1部復帰に貢献したことに感謝するとともに、今後のさらなる成功を願っている」とクラブ公式サイトを通じて同選手にメッセージを送っている。

 また『ランセ』をはじめブラジル国内の複数メディアは、ユウリの移籍先は横浜FCであると報道。横浜FCはブラジル2部ロンドリーナECで今季までプレーしていたブラジル人FWカプリーニ(25)の獲得も報じられていることから、外国籍選手の入れ替えを行うと予想される。

 なおユウリは2019年8月、当時ブラジル1部のECバイーアから栃木SCへレンタル移籍。J2リーグでは10試合に出場して1ゴールをマークしていたが、2019シーズン終了後にECバイーアへ復帰。オエステFCやセントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノ(CSA)などブラジル国内の複数クラブを渡り歩くと、今年1月にJリーグクラブからのオファーが伝えられる中、ヴァスコ・ダ・ガマと1年契約を結んでいた。

 そのヴァスコ・ダ・ガマでは、ゼ・リカルド監督のもと中盤の守備的MFとして活躍。今年6月のゼ・リカルド監督退団以降もレギュラーを張り続けると、ブラジル2部リーグ戦38試合中33試合の先発出場でシーズンを終えていた。