
かつて鹿島アントラーズに所属していたブラジル人FWセルジーニョ(27)は現在、中国スーパーリーグ(中国1部)の長春亜泰に在籍。今季終了後のJリーグ再挑戦が噂されているが、母国復帰の可能性もあるようだ。12日、ブラジルメディア『GZH』が報じている。
セルジーニョの去就についてはブラジルメディア『ランセ』が先月11日、同選手の代理人とJリーグ複数クラブによる交渉を報道。Jリーグクラブが長春亜泰にオファーを提示する可能性があるとみられていた。
しかし『GZH』の報道によると、ブラジル1部昇格組グレミオもセルジーニョを獲得候補にリストアップしている模様。現時点では交渉の有無など具体的な動きは伝えられていないものの、同選手は契約満了により今季限りで長春亜泰を退団することが既定路線だという。
グレミオは今季のブラジル2部リーグを2位で終え、1部復帰。元リバプール所属選手のMFルーカス・レイバ(35)や元レアル・マドリード所属選手のMFルーカス・シウバ(29)らが在籍しているほか、今月7日にはFC東京でプレーしていた元ブラジル代表DFブルーノ・ウヴィニ(31)の獲得を公式発表している。
なおセルジーニョは2018年7月、ブラジル1部サントスから鹿島アントラーズへ完全移籍。来日1年目でいきなりAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でゴールを量産するなど、ACL優勝に貢献。2019シーズンにはJ1リーグで2桁得点を挙げたが、シーズン終了後に長春亜泰へ完全移籍していた。
そして長春亜泰でも主力選手として活躍。今季はここまでリーグ戦30試合中22試合の先発出場で8ゴール3アシストをマーク。ただ一方で長春亜泰は昨年に給与未払いの可能性が報じられたほか、今年1月には財政難を理由にACL東地区グループステージの参加を辞退している。
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