前半にエクアドル代表のビルドアップを封じる
セネガル代表は自陣での粘り強い守備に加え、前線からの緻密な守備でエクアドル代表のビルドアップを妨害。センターFWのディアが、エクアドル代表の中盤の底カルロス・グルエソへのパスコースを塞ぎながら相手の2センターバックに睨みをきかせたほか、I・サールとI・エンディアイエの両ウイングFWからも、相手のサイドバックへのパスコースを塞ぎながらセンターバックに寄せようとする姿勢が窺えた。
エクアドル代表の2センターバックからの強引な縦パスには、I・ゲイェ、パペ・ゲイェ、パテ・シスの3セントラルMFが素早い寄せで対応。相手最終ラインからのパスを中央へ誘導し、屈強な3セントラルMFが迎撃するという作戦が、特に前半は機能していた。
エクアドル代表が[4-4-2]に布陣を変え、ボールの預けどころがアンカー(中盤の底)1人から2ボランチの2人に増えた後半開始以降は、セネガル代表がハイプレスを掻い潜られる場面がちらほら。自陣への撤退守備を余儀なくされたが、主将でありディフェンスリーダーのクリバリを中心にゴール前や自陣ペナルティエリアの手前を堅め、何とか逃げ切った。エクアドル代表の布陣変更に苦しめられたものの、前線からの緻密な守備で前半に主導権を握り、この時間帯に得点を奪えたことが勝利に繋がったと言って間違いないだろう。決勝トーナメントでも、持ち前の組織力を発揮できるかに注目だ。
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