日本代表DF伊藤洋輝（VfBシュツットガルト）は27日、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ第2戦のコスタリカ戦で途中出場。MF三笘薫（ブライトン）へほとんどパスを供給しなかったことや、バックパスが多かったことにより批判にさらされている。そんな伊藤洋輝に対する過度な批判や誹謗中傷が問題となる中、南アフリカW杯の日本代表メンバーであるMF松井大輔（Y.S.C.C.横浜）の投稿に注目が集まっている。
森保ジャパンはコスタリカ戦で前半から相手の強固な守備を前に苦戦。三笘薫やFW伊東純也（スタッド・ランス）の投入も実らず、後半36分にDF吉田麻也（シャルケ）のミスから失点。ワンチャンスをものにされて0-1と敗れている。
すると試合後に森保一監督や吉田麻也、伊藤洋輝への批判が殺到。特に伊藤洋輝に対してはツイッター上で「戦術三笘を殺した伊藤洋輝」、「伊藤洋輝はそんなに三笘薫が嫌いなのか」、「なぜ三笘薫にパスを出さない」、「伊藤洋輝が戦犯」といったコメントが数多く寄せられているほか、同選手のインスタグラムアカウントが炎上。にわかファンと思われるSNSユーザーによる批判や誹謗中傷に加担するケースを見受けられるなど、伊藤洋輝に対するコメントを巡って賛否両論が沸き起こっている。
その中、W杯出場経験を持つ松井大輔は28日に自身のツイッターアカウントを更新。「にわかファン 何なにファン？ファンには変わりがない、日本を背負って戦ってる選手を応援してくれるだけで選手の力になります！」と投稿。「松井大輔さんの仰る通りです」、「今は精一杯代表を応援しよう！」、「初心者がサッカーを興味を持ってくれるって最高」といった賛同の声が上がっている。
また「にわかファンが状況も理解できてないのに流れに乗って伊藤洋輝を批判しているのが気に入らない」、「このコメントタイムリーすぎる」といった伊藤洋輝に対する誹謗中傷問題に関連したコメントも見受けられている。
なお日本代表は来月2日のスペイン戦で勝利すれば、無条件でグループリーグ突破。敗れるとグループリーグ敗退が決まるほか、引き分けの場合はドイツ対コスタリカの結果次第でグループリーグ突破が決まる。
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