16位:京都サンガ
- 34試合8勝12分14敗
- 勝ち点36
- 評価「まずまずです」
曺貴裁(チョウ・キジェ)監督(2021-)のもと、12年ぶりとなるJ1に挑んだ京都サンガ。序盤戦はFWピーター・ウタカが得点を重ね、上位争いに絡むなどスタートダッシュに成功した。
ところがエースの得点がストップするとともに勝てない試合が多くなり、最終的には16位でJ1参入プレーオフにまわることに。J2ロアッソ熊本との激闘を1-1で引き分け、最後のJ1の切符こそ確保したが、最後まで得点力不足は解消されないままだった。
執筆時点で曺監督への続投要請が報じられており、継続性はポジティブな要素。来季は、どのチームを相手にしても安定した戦いができる一方で、決め手を欠き競り負けるという問題点を解消したい。
17位:清水エスパルス
- 34試合7勝12分15敗
- 勝ち点33
- 評価「今後に期待です」
クラブ創設30周年を迎えた2022シーズン、清水エスパルスが目指したのは「タイトル」だった。そのために、シーズン前には日本代表のGK権田修一やMF白崎凌兵などを、夏場にはともに元日本代表のMF乾貴士やFW北川航也を加えるなど大型補強を敢行。
ところが試合終盤に失点を繰り返し、最終順位は17位。タイトルどころか、J2降格となってしまった。FWチアゴ・サンタナが得点王に輝き、プロ1年目のDF山原怜音が8アシストを記録するなど、個々の戦力が足りなかったわけではない。だが平岡宏章前監督、ゼ・リカルド監督ともに最適解を見いだせず、むしろ持て余した印象だ。
個を集めただけでは勝てないと、身をもって知ったことが今季の収穫か。J2は甘くないが、来季はJ1へ戻ることが最大にして唯一のタスクとなる。
18位:ジュビロ磐田
- 34試合6勝12分16敗
- 勝ち点30
- 評価「今後に期待です」
昨2021シーズンJ2を制し、3年ぶりのJ1復帰を果たしたジュビロ磐田。ところが同シーズンJ2得点王を獲得したFWルキアンがアビスパ福岡へ移籍し、攻撃のキーマンを失ったチームは苦しむこととなった。
伊藤彰監督のもと2022シーズン開幕当初こそ善戦したものの、FW陣の得点力不足と失点増に陥り、第25節の浦和レッズ戦で0-6で大敗した翌日に監督交代。後任の渋谷洋樹監督に残留を託したが、残留圏へと導くことはできず。最下位でのJ2降格となった。
渋谷監督も今季限りで退任となり、新任監督のもとJ1復帰を目指すこととなる磐田。ただし、FWファビアン・ゴンザレスの契約問題を巡り、国際サッカー連盟(FIFA)から補強禁止処分をくだされている。クラブはスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ提訴しているが、裁定次第では来季は厳しいシーズンとなるかもしれない。
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