
なぜ赤いポピーの花?
ところでなぜ「赤いポピーの花」なのか。その背景には、カナダ出身の医師ジョン・マクレー(マクレー中佐)という人物の存在があった。マクレー中佐は第一世界大戦中の1915年、フランス北部近辺(フランデレン地域)で友人を亡くした直後、戦火によって多くの畑や田園が破滅的な状態となり、その荒れ果てた土壌を見つめた時に、可憐に咲き乱れる赤いポピーの花を発見する。
マクレー中佐はその時に感じた想いを『フランダースの野に』というタイトルで詩に書き上げた(日本でも非常に有名になった詩集)。数年後、その詩に感銘を受けたアメリカ人女性教授のモイナ・マイケルが、戦争の追悼シンボルを赤いポピーの花にしようと決意。同時期にフランス人女性教師アンナ・ゲランもまた、アメリカ・フランス・英国で赤いポピーを追悼のシンボルとして活用し促進することを呼びかけ、11月11日のリメンブランス・デーに多くの人々がポピーを身に着けることを推進したという。

現時点200万円越えのユニフォーム!
そんなオークションにかけられるポピーのユニフォームの最大の価値は、直筆サインが入ることもそうだが、全て選手が実際に着用をした物ということ。そのため、例えば試合中にスライディングして付いたピッチの土、相手チーム選手との衝突で擦れた跡など、選手の魂がまだ生きたままのユニフォームだということだ。
オークションは11、12月の2ヶ月間開催されており、プレミアリーグ公式ページで新規追加されたユニフォームや落札価格の変動をリアルタイムで確認することができる。お好みの試合から選んでも良し、その時の落札価格で選んでも良し。全世界からのアクセスがありライバルは非常に多いが、一生に一度の自分への褒美として、そして追悼の気持ちと共に落札に挑戦してみるのはいかがだろうか。
オークションの価格変動を見ていると、日本円で400円代からスタートし、ものの数分で数十万円まで跳ね上がる。全てがそうとは限らないが、動きをチェックするだけでも非常に興味深い。現時点(11月13日16:30時点)トッテナム・ホットスパーFWハリー・ケインのユニフォームは、200万円を大幅に上回る価格(2,194,335円)を叩き出している。
12月26日まで休止期間となるプレミアリーグだが、W杯を楽しみながらも続くユニフォームオークションを是非チェックしてみよう!
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