横浜F・マリノスは今月12日、明治安田生命J1リーグ第27節・ジュビロ磐田戦で0-1と敗北。J1優勝目前にして連敗を喫している。そんな中、川崎フロンターレサポーターのなりすましアカウントによる日本代表FW宮市亮(29)やケヴィン・マスカット監督(49)に対する差別的投稿が物議を醸している。
横浜F・マリノスは前節終了時点で2位川崎フロンターレに5ポイント差をつけて首位に立つ中、ホームでジュビロ磐田と対戦。この試合で勝利し、かつ川崎フロンターレが京都サンガ戦で引き分け以下に終わればJ1優勝が決まるという状況だった。
このJ1優勝をかけた一戦で横浜F・マリノスは前半から主導権を握るものの、J1残留を目指すジュビロ磐田の粘り強い守備を前に苦戦。後半途中からブラジル人MFマルコス・ジュニオール(29)やFWアンデルソン・ロペス(29)らを投入するなど、局面の打開を図った。
しかし83分、ジュビロ磐田のロングカウンターからMF古川陽介(19)にゴールネットを揺らされると、後半アディショナルタイムにかけてもゴールを決められず0-1で試合終了。2位の川崎フロンターレが京都サンガ戦で勝利したため、残り2試合で両クラブの勝ち点差が「2」までに縮まっている。
その中、横浜F・マリノス公式ツイッターアカウントによる試合結果速報のツイートに、川崎フロンターレサポーターのアイコンをつけたSNSユーザーから悪意のあるリプライが。マスカット監督に対して人種差別のメッセージを送っているほか、現在負傷離脱中の宮市亮には怪我に関してネガティブなコメントを寄せている。
この差別的投稿には、他のSNSユーザーから「差別だ」、「絶対に許さない」、「これはダメだ」といった声が上がっている。またなりすましアカウントによる仕業だという報告も見られており、Jリーグファンの間で議論の対象となっている。
なお川崎フロンターレサポーターのなりすましアカウントによる悪意ある投稿は、今月8日の明治安田生命J1リーグ第32節・川崎フロンターレ対清水エスパルスの試合後にも確認されている。またなりすましアカウントによる誹謗中傷被害が多発している現状を受けて、サガン鳥栖や京都サンガなど複数クラブが声明を通じて警告を発している。
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