横浜FCマルセロ・ヒアン「新潟が失速すれば…」J1昇格争いを展望

　横浜FC所属のブラジル人FWマルセロ・ヒアン（20）が、明治安田生命J2リーグ第37節・ヴァンフォーレ甲府戦での勝利に対する喜びや、J2優勝とJ1昇格への意気込みを語った。21日、ブラジルメディア『UOL』が同選手のコメントを伝えている。

　マルセロ・ヒアンは身長188cmで右利きの大型ストライカー。先月7日にブラジル2部ECバイーアから横浜FCへ完全移籍すると、先月27日のJ2リーグ第33節・FC町田ゼルビア戦でデビューしている。またヴァンフォーレ甲府戦では来日初先発。ゴールこそ決められなかったものの、65分までプレーしてチームの勝利に貢献した。

　そんなマルセロ・ヒアンは母国メディアのインタビューに対応。ヴァンフォーレ甲府戦での先発出場やチームの勝利について「再びピッチに立ったことはとても大事だし、もっと出場時間を増やしてピッチ上でチームを助けたいね」

　「直近3試合の結果に対して答えを出すために、この勝利が必要だった。今は、土曜日の試合（対V・ファーレン長崎戦）のことを考えている。僕らにとっては1試合1試合が決勝戦なんだよ」

　「神のおかげで、日本でとても良いスタートを切れたよ。シーズン残り試合でもこの調子を維持して、自分の目標やクラブの今シーズンの目標を達成できるようにしたいね」と語っている。

　またJ2優勝争いの行方について聞かれると「今はJ1昇格にむけて集中しているけど、もしアルビレックス新潟が失速するならばタイトルを取るチャンスを逃すことはないと確信しているんだ」と回答。アルビレックス新潟の調子にも左右されると見解を示した。

　なお横浜FCはリーグ戦残り5試合の時点で勝ち点「71」を獲得。首位アルビレックス新潟から3ポイント差の2位につけている一方、J1自動昇格圏外の3位ファジアーノ岡山に5ポイント差まで詰め寄られている。