ユトレヒト前田直輝、復帰初戦でアピール成功！名古屋からレンタル延長

　明治安田生命J1リーグ・名古屋グランパスからエールディビジ（オランダ1部）のユトレヒトへレンタル移籍しているMF前田直輝（27）が20日、アヤックスとの練習試合で実戦復帰を果たした。オランダ紙『Noordhollands Dagblad』が伝えている。

　前田直輝は今年1月、名古屋グランパスからユトレヒトへ今年6月までのレンタル移籍により加入。1月16日開催のエールディビジ第18節・アヤックス戦でデビューしたものの、相手選手からスライディングタックルを受けて左下腿を骨折。長期離脱を余儀なくされ、今年6月での名古屋グランパス復帰が既定路線とみられていた。

　しかしユトレヒト幹部は、数ヶ月間リハビリやトレーニングを積んできた同選手の姿勢を高く評価。7月18日に全体トレーニング復帰を公式発表すると、先月31日に名古屋グランパスからのレンタル期間が来年6月まで延長されている。

　そんな前田直輝は、今月2日のエールディビジ第5節・フォルトゥナ戦で今季初めてベンチ入り。今月16日の第7節・NECナイメヘン戦まで3試合連続で、90分間ベンチから戦況を見つめていた。

　すると20日に行われたアヤックスとの練習試合に先発出場し、68分で途中交代。中盤の一角でプレーしており、33分には左サイドからのクロスにより同点ゴールをアシスト。リーグ戦出場へのアピールに成功した。

　なおユトレヒトは代表戦開催によるリーグ戦中断期間をへて、10月2日にエクセルシオールと対戦する。練習試合で結果を残した前田直輝の完全復活が期待される。