セルティックは18日、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第8節・セント・ミレン戦で今季初黒星。日本代表FW古橋亨梧(27)、FW前田大然(24)、MF旗手怜央(24)が不発に終わった中、セルティックサポーターの行動が物議を醸している。英紙『ガーディアン』が報じた。
セルティックは開幕から6戦全勝により、首位を独走。今月14日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節・シャフタール・ドネツク戦では、旗手怜央の活躍もあり引き分けで終えていた。
その中で迎えたセント・ミレン戦では、古橋亨梧や前田大然など主力選手がこぞって先発出場。しかし43分に先制点を許すと、53分に追加点を献上。セルティックはボール支配率80%、19本のシュートを放ったが、セント・ミレンの強固な守備陣を前に苦戦し、0-2で敗れている。
この試合ではキックオフ直前にエリザベス女王崩御をうけて、1分間の黙とうが捧げられた。またセルティックのアンジェ・ポステコグルー監督は試合前日の記者会見で「1分間の拍手があると思うが、我々はサッカークラブとしてどんな義務や責任も遵守する。我々は敬意をもってそれを行う。サポーターにもそうしてもらいたい」とサポーターに呼び掛けていた。
しかしセルティックサポーターは、黙とう中に「もし王室が嫌いなら手を叩け」というチャントを熱唱。黙とうが終わるとブーイングを発するなど、ポステコグルー監督の呼びかけに反した行動をとっており、SNSで数多くの批判を浴びている。
なおセルティックサポーターはCLシャフタール・ドネツク戦でも「王室を非難せよ」と書かれた横断幕を掲出。UEFA(欧州サッカー連盟)による懲戒手続きの対象となったほか、ポステコグルー監督も「私はいつもと同じようなメッセージをサポーターに送っている。シャフタール戦の前に言ったように、我々は規約を遵守する」と不快感をあらわにしていた。
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