セルティック所属の日本代表MF旗手怜央(24)は今月14日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)第2節・シャフタール・ドネツク戦で先制ゴールを演出。欧州の舞台でアピールする中、英紙『デイリーレコード』は同選手獲得時の移籍金の安さや高額で売却する可能性について報じた。
旗手怜央は昨年末に川崎フロンターレからセルティックへ完全移籍すると、今年2月に行われたレンジャーズとのダービーマッチで2ゴールをあげるなど活躍。疲労蓄積が心配される中でも中盤センターで定位置をつかむとともに、リーグ優勝に大きく貢献していた。
そして今季はここまでスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)で6試合中3試合に先発出場。今月6日のCLグループリーグ第1節・レアル・マドリード戦でもスタメン出場すると、シャフタール・ドネツク戦では先制点を演出。自身の得点からオウンゴールに記録が訂正されたものの、CLでの好パフォーマンス発揮により現地での評価を高めている。
そんな旗手怜央について『フットボール・ファンキャスト』は「セルティックはここ数年、素晴らしい人材発掘の実績をあげている。トップクラスの選手を安く手に入れ、アンジェ・ポステコグルー監督のもとでチームの中心的存在となった。1月に川崎フロンターレからわずか140万ポンド(約2億3000万円)で獲得した旗手怜央もそのひとりだ」と綴っている。
また今季ここまでの活躍ぶりには「週給14500ポンド(約240万円)の旗手怜央は、ポゼッション時のクオリティとファイナルサードでインパクトを与えようとする意欲を兼ね備えており、今季すでに2アシストをマークしている」
「UEFAチャンピオンズリーグで特に注目を集めており、シャフタール・ドネツクと1-1で引き分けた試合では、セルティックの先制ゴールに決定的な役割を果たした」
「ホームでレアル・マドリード相手に敗れた際にも、ルカ・モドリッチやトニ・クロースらと対戦し、周囲から『場違いには見えなかった』と評価されている。」と絶賛。
その上で「旗手怜央はサッカー界最大の掘り出し物のひとりであり、今だと2500万ポンド(約40億円)の要求価格を引き出せる。セルティックは今すぐ彼を現金化しようとはしないだろうが、川崎フロンターレからこれほどの移籍金の安さで彼を連れてくることがいかに驚くべきビジネスの部分であるかを反映しているように思われる」と見解を述べている。
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