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古橋亨梧獲得の舞台裏激白!ポステコグルー監督「横浜FMの選手が…」

古橋亨梧 写真:Getty Images

 セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が、日本代表FW古橋亨梧(27)をヴィッセル神戸から獲得する前のクラブ幹部とのやり取りや自身の思いを語った。2日、イギリスのポッドキャスト番組『スコティッシュ・フットボール・セッション』が伝えている。

 古橋亨梧は昨年7月にヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍すると、海外挑戦1年目からゴールを量産。ハムストリングの負傷で昨年12月から5カ月近くにわたり戦列を離れていたが、優勝プレーオフで全5試合に出場して4ゴールをあげるなど、リーグ優勝に大きく貢献した。

 また今季はここまでリーグ戦全5試合に先発出場して6ゴールをマーク。先月28日のスコティッシュ・プレミアシップ第5節・ダンディー・ユナイテッド戦でハットトリックを達成するなど、引き続き絶対的ストライカーとして活躍している。

 そんな中、ポステコグルー監督は『スコティッシュ・フットボール・セッション』で古橋亨梧の獲得劇を回顧。「キョウゴは日本から連れてきた選手の中で一番リスクが低かった。私は彼にとても自信を持っていたんだ」

 「(日本で)私は彼を指導したことがないけど、何度か対戦していた。横浜F・マリノスが優勝した年も、ディフェンスの選手がいつも彼のことを『手に負えない選手だ』と話していたのを覚えている」

 「だからセルティックの監督に就任した後、(クラブ幹部に)『キョウゴを獲得しなければならない』と一番最初に言ったんだ」と、横浜F・マリノス指揮時の同選手に対する印象やセルティック監督就任直後のやり取りを明かしている。

 また『スコティッシュ・フットボール・セッション』は、指揮官のコメントをうけて「セルティックのサポーターは、Jリーグについてあまり聞いたことがなかった。新しいストライカーに何を期待したらいいのか分からなかったので、この移籍を疑問視していた」

 「だが、キョウゴはセルティックにとって最高の補強となった。現在、彼は絶好調で、ゴールが止まらない。キョウゴの獲得は、セルティックの最近の歴史の中でも最高のものだった」

 「キョウゴの成功は、ポステコグルー監督が自分のやっていることを理解しており、成功できると確信した選手のみスコットランドに連れてきたことを示している」と見解を述べている。