スペイン2部SDウエスカ所属の日本代表MF橋本拳人(29)が、21日開催のリーグ戦で後半アディショナルタイムにPKを献上。自らのミスからチームは敗れているが、ウエスカのホセ・アンヘル・シガンダ監督が同選手を擁護した。スペインメディア『Diario del Alto Aragon』が伝えている。
橋本拳人はロシアのウクライナ侵攻によるFIFA(国際サッカー連盟)の特例措置により、ロシア1部ロストフとの契約を一時停止。今年3月末からヴィッセル神戸でプレーしていたが、先月18日にSDウエスカへの移籍が決まっている。
そして今月5日の練習試合・アンドラ戦でデビューすると、12日のスペイン2部開幕節・レバンテ戦では後半途中から出場。21日の第2節・カルタヘナ戦でも71分からピッチに立っていた。
SDウエスカは85分にオウンゴールで2-2の同点に追いつく。しかし後半アディショナルタイムの90+8分、橋本拳人がMFセルヒオ・テヘラ(32)をペナルティエリアで倒してPKを献上。これをFWアルマンド・サディク(31)に決められ、2-3で敗れた。
試合後、シガンダ監督は後半アディショナルタイムのPK判定の妥当性を問われると「見ていないので、コメントできない。選手たちは『PKはなかった』と言っているが、私は何も言わない。最近、PK(の判定)についていろいろと言われているが、こればかりは分からない」と明確な言及を避けている。
つづけて「PKは防げたが、橋本拳人は実績のある選手だ。間違いはみんな犯すものだ」と橋本拳人を擁護した。
SDウエスカは今月27日、スペイン2部第3節・アルバセテ戦を控えている。試合終了間際でミスを犯した橋本拳人に名誉挽回のチャンスは訪れるのだろうか。
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