Jリーグ 横浜F・マリノス

横浜FMが4億円支払い?ヤン・マテウス獲得の舞台裏を海外メディア報道

ヤン・マテウス 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスは今月9日、ポルトガル2部モレイレンセから元U17ブラジル代表FWヤン・マテウス(23)を完全移籍により獲得したと公式発表。ブラジルメディア『terra』が同選手に関する取引の詳細を伝えている。

 身長175cmで左利きのマテウスは、ブラジル1部パルメイラスでプロキャリアをスタート。2020年8月にパルメイラスからモレイレンセへレンタル移籍すると、2021/22シーズンにプリメイラリーガ(ポルトガル1部)で34試合中23試合に先発出場。6ゴール4アシストをマークするなど、右ウイングで定位置をつかんだものの、クラブは2部へ降格していた。

 ポルトガルメディア『SIC Noticias』は先月末、モレイレンセがパルメイラスに対してマテウスの買い取りオプションを行使した上で、横浜F・マリノスに移籍金150万ユーロ(約2億400万円)で完全放出すると報道。選手本人がモレイレンセのプレシーズントレーニングから離脱したと伝えられると、横浜F・マリノスも今月9日になって同選手の獲得を公式発表している。

 しかし『terra』の伝えたところによると、横浜F・マリノスの支払った移籍金は300万ユーロ(約4億900万円)とのこと。モレイレンセ、パルメイラスともにマテウスの保有権50%を持っていたことから、両クラブは150万ユーロを手に入れたという。さらに横浜F・マリノスと同選手は、2025シーズン終了後までの3年半契約でサインを交わしたようだ。

 なおマテウスは、今月11日から横浜F・マリノスのトレーニングに合流。18日のAFCチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦のヴィッセル神戸でベンチ入りするか注目が集まる。