広瀬治(父)広瀬陸斗(次男)
水沼親子と同じ横浜F・マリノスに2019年に所属した広瀬陸斗(現鹿島アントラーズ)も親子Jリーガー。両サイドバック(SB)をこなす貴重な戦力となる選手だ。そんな陸斗の父親は、浦和レッズと前身の三菱重工業サッカー部で名フリーキッカーとしてならした広瀬治(現川越FUTURE監督)である。
安永聡太郎(父)安永玲央(長男)
さらに、1995年に横浜F・マリノスへと入団した安永聡太郎(現サッカー指導者・解説者)も挙げられる。1997年、スペインでプレーした初の日本人選手であり、清水エスパルスや柏レイソルでもプレーした。その息子、安永玲央は横浜FCでプレーし21歳にして背番号10を背負っていたが、今年8月8日に水戸ホーリーホックへの期限付き移籍が発表された。新天地での活躍が期待される。
高木琢也(父)高木利弥(長男)
また、安永玲央が所属する横浜FCを2006年に率い、J1昇格に導いたのが高木琢也監督である。選手時代にはサンフレッチェ広島を中心に多くの得点を生み出し、日本代表としても44試合で27得点を記録している名ストライカーだった。
その息子の高木利弥は、2015年にモンテディオ山形でプロキャリアをスタートさせ、柏レイソル時代にはJ1も経験。現在は愛媛FCで、サイドバックやウイングバックなどを主戦場にしている。
風間八宏(父)風間宏希(長男)風間宏矢(次男)
現役時代、高木琢也と共に1990年代にサンフレッチェ広島でプレーした風間八宏は、ドイツでも経験も豊富なMF選手だった。引退後には解説者として人気を博し、2012年からは川崎フロンターレの監督に就任。天皇杯準優勝に導き、その後は名古屋グランパスの監督に就任してJ1昇格に大きく貢献した。
そんな風間八宏監督の長男である風間宏希、次男の風間宏矢は2人ともJリーガー。さらに川崎では父が監督として、息子の宏希と宏矢が選手として共演という珍しい形が実現している。
兄の宏希は高校卒業後ロウレターノDC(ポルトガル)に入団し、川崎、ギラヴァンツ北九州、FC琉球などでプレー。2022シーズンはザスパクサツ群馬で、中盤の主軸の一角を担う。弟の宏矢は川崎を皮切りに、大分トリニータ、FC岐阜、FC琉球と出場を重ねた。現在はジェフユナイテッド千葉で、攻撃的な中盤の位置を担っている。
前川和也(父)前川黛也(長男)
同じく1990年代にサンフレッチェ広島などでプレーした前川和也は、身長188cmの体格に恵まれたGKだった。息子の前川黛也(ヴィッセル神戸)も、191cmと体格に恵まれたGKである。2022シーズンは飯倉大樹とポジション争いをしながら、第24節終了時点で14試合に出場している。
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