サッカー元日本代表FW森本貴幸(34)が7月31日、自身のツイッターアカウントを更新。一部サポーターが声出し応援を繰り返したことにより浦和レッズが罰金2000万円を科せられたこと、および川崎フロンターレが7月30日の明治安田生命J1リーグ第23節・浦和レッズ戦でゴールキーパー3選手をベンチ入りさせたことに言及している。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、Jリーグは今もなお多くの制約を受けながら公式戦を開催。「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」により、スタジアム内で意図的に大声を発する行為は一部試合を除いて禁止されている。
しかし、浦和レッズの一部サポーターは声出し応援やブーイングを繰り返したことが大きな問題に。Jリーグは7月26日、浦和レッズに対して2000万円の罰金を科したことを公式発表。また同様の問題が再発した場合には、無観客試合・勝ち点剥奪などの処分を科す方針を打ち出している。
一方、新型コロナウイルス陽性者や濃厚接触者は公式戦でベンチ入りすることができない。川崎フロンターレは浦和レッズ戦前日までに、選手を含む9名のトップチーム関係者が新型コロナウイルス陽性と判定。浦和レッズ戦では安藤駿介(31)、早坂勇希(23)、丹野研太(35)とゴールキーパー3名がベンチ入りしたほか、フィールドプレーヤーの控えメンバーはMF山村和也(32)、FW宮城天(21)の2名にとどまっていた。
その中、岸田文雄内閣総理大臣は新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけについて、現在の「2類相当」から引き下げる方向で検討していることを明らかにしている。
すると森本貴幸はこのニュースを引用した上で「レッズの罰金の件もフロンターレのあのメンバーで試合した件も全部これが原因だと俺は思う」とツイート。日本政府に対する批判と解釈できるようなコメントを残した。
新型コロナウイルスの位置づけが季節性インフルエンザと同じ「5類相当」に引き下げられるとなれば、Jリーグをはじめ日本プロスポーツにおける影響が小さくなることが考えられる。
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