本山雅志
J1優勝経験:6回
- 鹿島アントラーズ(1998、2000、2001、2007、2008、2009)
ここからは、やはり鹿島に長く在籍した選手となる。1人目はキャリアのほとんどを鹿島に捧げ(1998-2015)43歳にして未だプレーし続けているMF本山雅志(現在マレーシア1部クランタン・ユナイテッド)だ。
2002年に鹿島でビスマルクから10番を継承し、18年間で歴代4位となる公式戦498試合(カップ戦を含む)に出場するなど、多くのタイトルを獲得したクラブレジェンドとなった。
一方、本山が日本代表で目立つことがなかったのは残念なことだ。同時期には小野伸二、中村俊輔、三都主アレサンドロなど、中盤も左サイドもカバーできる選手が多く揃い、実力を示すチャンスが訪れなかった。
曽ヶ端準
J1優勝経験:7回
- 鹿島アントラーズ(1998、2000、2001、2007、2008、2009、2016)
鹿島のユースで育ち、キャリアの全てを同クラブに捧げたGK曽ヶ端準(1998-2020)。守備力だけでなく、適切なキックやスローインで鹿島のカウンター攻撃発動の起点ともなっていた。2002年の日韓W杯メンバーに選抜もされている。
数々のJ1優勝やカップ優勝はもちろんのこと、2018年は決勝戦不出場ながらクラブ初のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝も経験。鹿島では通算741試合出場で、最多記録となっている。
2018年以降は出場数が急激に減り、2020年には若手のGK沖悠哉がレギュラーに定着。曽ヶ端は第3キーパーとなり、同シーズン終了後に引退することを選んだ。
小笠原満男
J1優勝経験:7回
- 鹿島アントラーズ(1998、2000、2001、2007、2008、2009、2016)
鹿島の栄光の時代に貢献したもう1人の選手は、MF小笠原満男である。2006/07シーズンにセリエAのメッシーナにレンタル移籍した短期間を除いて、1998年から引退の2018年までクラブを支え続けてきた。
判断力に優れたゲームメーカーとして知られ、どこにどんなパスを出すか、どこで顔を出せばチームが楽になるかなどを掌握。鹿島では通算705試合(カップ戦を含む)に出場し、87得点と74アシストを記録。2009シーズンにはJリーグ最優秀選手賞を受賞している。
日本代表でも2002年から2010年にかけて多くの試合に出場した小笠原。2002年日韓W杯、2006年ドイツW杯にも選抜されている。
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