サークル・ブルッヘ所属の日本代表FW上田綺世(23)は24日、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)開幕節・ウェステルロー戦でフル出場。起用法で議論が飛び交う中、サークル・ブルッヘのドミニク・タールハンマー監督が同選手を擁護した。25日、オランダ紙『HLN』が伝えている。
上田綺世は今月1日、明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズからサークル・ブルッヘへ完全移籍。9日の練習試合・OGCニース戦でデビューすると、16日の練習試合・FCVデンデル(ベルギー3部)戦では移籍後初ゴールをあげていた。
そんな上田綺世はベルギー1部開幕戦でスタメンに抜てきされたものの、「4-2-3-1」のトップ下で出場。1トップのポジションではトーゴ代表FWケビン・デンキー(21)がプレーしていた。ただ前半31分にDFボリス・ポポヴィッチ(22)が退場処分を受けると、3分後にデンキーが途中交代。上田綺世は本職の1トップにポジションを移したがインパクトを残せず、チームも0-2で敗れている。
試合後、タールハンマー監督は「チーム全体が苦労していた」と総括すると、「特にウエダにとっては、(ポポヴィッチが)退場となった後、とても辛いゲームになった。彼はここに来てまだ日が浅く、我々の非常に特殊なプレースタイルをまだマスターしていない」とコメント。味方選手の退場が同選手のパフォーマンスに影響を与えたと見解を示している。
サークル・ブルッヘがロングフィードを多用していたこともあり、上田綺世のトップ下起用に対して日本のサッカーファンからは「上田綺世トップ下はないだろ」、「やばいクラブに移籍したんじゃ…」、「W杯出れるか心配」という声がツイッターで上がっていた。およそ4か月後にFIFAワールドカップ・カタール大会が開催されるだけに、上田綺世の今後が心配されている。
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