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ラヒーム・スターリング、新加入チェルシーでの3つの起用法とは

チェルシー トーマス・トゥヘル監督 写真:Getty Images

「ストライカー」起用も可能では?

マンチェスター・シティでは、ここ数シーズン様々な選手がセンターフォワードの代名詞である9番のポジションで起用されてきた。ケビン・デ・ブライネ、ベルナルド・シウバ、フィル・フォーデンなど、グアルディオラ監督は様々な開発を仕上げてきた。

シティでのスターリングのセンターフォワード起用はそこまで多くなかったが、チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は彼を9番として起用することを考えているかもしれない。サイドの選手をサポートする動きで決定機を作る動きができるからだ。

カイ・ハフェルツと比較して空中戦には適していないものの、同じイングランド代表でも仲間であるDFベン・チルウェルやリース・ジェームズはスターリングとプレーすることを好むだろう。動き出しに定評がありペナルティエリアへの侵入は得意としており、空中戦以外での崩しは問題なく機能すると考える。


チェルシー FWラヒーム・スターリング(当時マンC)写真:Getty Images

「司令塔」起用がハマるかも?

あくまで希望的観測に留まるが、「司令塔」としてのスターリングの起用は1つのオプションとしては有効ではないだろうか。トゥヘル監督は2トップ起用を好まないが、これだけ前線のタレントが揃っている中で柔軟な攻撃を実現できる状況では、スターリングを司令塔として2トップの下に配置する可能性すら残されている。

スターリングはリバプール時代に司令塔としての役割を持つ10番として機能していた時期もあり、また2018年のワールドカップ時にはFWハリー・ケインの後ろでプレーしていた。チェルシーのアタッカーたちは足元でボールをもらうことを好まないが、スターリングにはそれができ相手ディフェンダーを引き付けることができる稀有な存在になるだろう。

もしかするとチェルシーで目撃するスターリングは、これまでのマンチェスター・シティで見られた姿とは全く異なる選手になっているかもしれない。どのようなプレーを繰り出すのか、新シーズンの働きぶりに注目していこう。

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名前:秕タクオ

国籍:日本
趣味:サッカー、UNO、100均巡り

サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。かれこれ人生の半分以上はサッカー観戦に明け暮れ、週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグにかじりついています。

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