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浦和ショルツが“声出し応援”に言及「日本のルールは…」G大阪戦回顧も

アレクサンダー・ショルツ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズに所属する元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツ(29)が、ガンバ大阪戦における浦和レッズサポーターの声出し応援やブーイングに言及した。16日、デンマークメディア『Tipsbladet』が伝えている。

 コロナ禍で日本国内のプロスポーツで大声を出す行為が禁止されている中、Jリーグでは先月から声出し応援の段階的解禁の一環として、一部試合で「声出し応援エリア」を設置。今月もすでに複数試合でスタジアムにチャントが響き渡っている。

 その一方で浦和レッズの一部サポーターは、再三にわたり声出し応援やブーイングを実施。今月2日の明治安田生命J1リーグ第18節・ガンバ大阪戦でも、「声出し応援エリア」の設置がないにもかかわらずチャントを熱唱。試合後に選手にブーイングを浴びせていた。

 これを受けて、Jリーグは浦和レッズに対して2000万円の罰金や無観客試合の開催、勝ち点剥奪等の処分を科す可能性を示唆。Jリーグからの警告もあり、埼玉スタジアム2002で行われた京都サンガ戦やFC東京戦では意図的な声出し応援やブーイングは見られなかった。

 ショルツは『Tipsbladet』のインタビューに対応。「ガンバ大阪戦で1-1と同点に追いついた後、サポーターが(チャントを)歌い始めたという話を聞いたんだ。もしかしたら何かペナルティを科せられるかもしれない」

 「僕が日本に来てから『スタジアムでは一切(チャントを)歌ってはいけない』というルールがあった。日本のことは好きだけど、こういうルールはやりすぎだね」と、Jリーグの定める「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に対する不満を暴露。

 つづけて「Jリーグで最も多くの罰金を取られるのは、浦和レッズのサポーターだね。この国では、スポーツマンシップに反する行為で追放されることがあまりないんだ」と語っている。日本と欧州でコロナ関連政策が大きく異なることもあり、ショルツは日本のルールに疑問を抱いているようだ。