明治安田生命J1リーグの湘南ベルマーレは、スポルティングCP所属のブラジル人FWルイス・フェリピ(28)の獲得を目指していると伝えられていた。その中ポルトガル紙『ア・ボーラ』が13日、同選手のJリーグ移籍が決定的と報じている。
身長188cmで右利きのフェリピは、2019年1月にスポルティングCPへ完全移籍したものの、2020年1月に右膝の前十字靭帯を断裂。長期離脱を強いられた後は、昨年8月から5カ月間にわたりCDサンタ・クララで日本代表MF守田英正(27)とプレーしている。そして今年1月にギリシャ1部のOFIクレタへレンタル移籍すると、公式戦13試合の出場で8ゴールをマーク。復調の兆しを見せて2021/22シーズンを終えていた。
そんなフェリピについてはポルトガル紙『O JOGO』が先月、スポルティングCPと年俸45万ユーロ(約6400万円)による契約を2024年6月まで契約を残していると報道。しかし同選手は2022/23シーズンの構想に含まれていないとみられる。
また先月には、OFIクレタが年俸額の3分の2を負担するという条件で、1年間のレンタル期間延長を打診。しかし、スポルティングCPは完全移籍での放出を望んでいることから、このオファーを却下したと伝えられていた。
フェリピにはギリシャ1部の強豪パナシナイコスやトルコ国内の複数クラブが関心を寄せているほか、湘南ベルマーレがレンタルでの獲得を検討。さらにはブラジル1部のSCインテルナシオナルが川崎フロンターレ所属の元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(32)の獲得を諦めて、フェリピにターゲットを変更する可能性も報じられていた。
すると『ア・ボーラ』は、Jリーグクラブによるフェリピのレンタル獲得がほぼ確実になったと報道。移籍先のクラブ名には触れていないものの、スポルティングCPが一転してレンタル移籍での放出を容認したとみられる。
なおポルトガル紙『レコルド』の報道によると、昨年3月に浦和レッズがフェリピのレンタル獲得オファーを提示したものの、スポルティングCPはこれを拒否していた。一度Jリーグ移籍破談が伝えられていた同選手だが、ここにきて来日間近となっている。
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