明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスは、柏レイソルからブラジル1部ゴイアスへレンタル移籍中であるブラジル人FWペドロ・ハウル(25)の獲得に動いているようだ。8日、ブラジルメディア『Esmeraldino』が伝えている。
ペドロ・ハウルは昨年3月、当時ブラジル2部のボタフォゴFRから柏レイソルへ完全移籍。柏レイソルでは公式戦11試合に出場していたが、9月にリーガMX(メキシコ1部)のフアレスへレンタル移籍。フアレスをわずか半年で退団すると、柏レイソルで構想外と伝えられる中、今年1月末にゴイアスへ1年レンタルにより加入していた。
母国復帰を果たした同選手は、今季のブラジル1部リーグ戦でここまで15試合中12試合に先発出場して7ゴールをマーク。完全復活を印象付けるとともに、絶対的ストライカーとして活躍している。
すると名古屋グランパスがペドロ・ハウル獲得にむけて、柏レイソルに対して移籍金250万ドル(約3億4000万円)によるオファーを提示した模様。『Esmeraldino』の報道によると、ペドロ・ハウル本人は今月8日の時点で普段通りゴイアスのトレーニングに参加しているとのこと。ただゴイアスは交渉に介入することができないため、すでに同選手の後釜確保にむけて動いているとみられる。
また『Esmeraldino』は今年2月はじめに、ゴイアスはレンタル料金として60万レアル(約1300万円)を支払うことで柏レイソルと合意していたと報道。両クラブの取引では「ペドロ・ハウルがゴイアスでプレーしている間に他クラブからオファーが届いた場合、ゴイアスが移籍金の10%を受け取る」という条項も盛り込まれたと伝えている。
なお以前のブラジルメディアの報道によると、柏レイソルとペドロ・ハウルの契約期間は2024シーズン終了後までとのこと。柏レイソルは同選手獲得でボタフォゴFRに移籍金1070万レアル(約2億3000万円)を支払っているとみられる。
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