日本代表MF堂安律(23)は5日、PSVアイントホーフェンからSCフライブルクへの完全移籍が正式決定している。そんな堂安律がフライブルク移籍を決断した理由を明かした。7日、ドイツ紙『キッカー』が伝えている。
堂安律の去就については、5月上旬にマインツとの個人合意がドイツ国内で報じられていたものの、代理人が報道内容を否定。PSVのルート・ファン・ニステルローイ新監督は、プレシーズントレーニングでのパフォーマンスを見極めた上で同選手の去就に関して決断を下すとみられていた。
しかし先月末にフライブルクからの関心が伝えられると、フライブルクは堂安律の完全獲得で移籍金850万ユーロ(約12億円)を支払うことにより、PSVと今月3日までに合意。5日になって同選手の獲得を公式発表している。
そんな堂安律は『キッカー』のインタビューに対応。「PSVのほうが有名なのは明らかです。でもひとりのサッカー選手として、僕個人的にはフライブルクもビッグクラブですね。ブンデスリーガ6位、UEFAヨーロッパリーグ出場権獲得、DFBポカール(ドイツ国内カップ戦)ファイナリストと、十分すぎるほどの結果を残しています」
「このクラブは毎年成長しています。フライブルクには、他のクラブのような浮き沈みがありません。それは僕にとって、とても良いことなんです」と、フライブルクに対する印象を語っている。
そして「もちろん、移籍前にシュトライヒ監督と話して、彼の考えを聞くのは大事でしたね」と、移籍前にクリスティアン・シュトライヒ監督と話していたことを告白。
「監督は(PSV前監督の)ロジャー・シュミットと同じような考え方をしています。ボールを失ったら、そのままカウンタープレスに入るという考えは、とても共感できます。ボールを持ったときには、右サイドにこだわらずに、中央や左サイドに行くなど、自由に攻撃を展開することができますね」と語った。
わずか1年でブンデスリーガ復帰を果たした堂安律。攻守両面でシュトライヒ監督の戦術に共感したことが、フライブルク移籍の決め手となったようだ。
コメントランキング