Jリーグ 浦和レッズ

川崎ダミアン獲得断念?ブラジル1部が浦和獲得失敗FW巡りJクラブと争奪戦

ルイス・フェリピ 写真:Getty Images

 スポルティングCP所属のブラジル人FWルイス・フェリピ(28)は、Jリーグ移籍が噂されている。しかし、ブラジル1部のSCインテルナシオナルが川崎フロンターレ所属のFWレアンドロ・ダミアン(32)の代わりに、フェリピの獲得に向かうようだ。4日、ブラジルメディア『BOLA VIP』が伝えている。

 身長188cmで右利きのフェリピは、エストリルやパソス・デ・フェレイラなどポルトガル国内の複数クラブに在籍。スポルティングCPには2019年1月に加入しているが、2020年1月に右膝の前十字靭帯を断裂。長期離脱を強いられた後、今年1月にギリシャ1部のOFIクレタへレンタル移籍。公式戦13試合の出場で8ゴールをあげるなど、復調の兆しを見せて2021/22シーズンを終えていた。

 そんなフェリピの去就についてはポルトガル紙『O JOGO』が先月13日、Jリーグクラブからオファーが届いたと報道。同選手はスポルティングCPで年俸45万ユーロ(約6400万円)を受け取っており、2024年6月まで契約を残しているものの、2022/23シーズンの構想外に。選手本人は欧州クラブからのオファーを待っているとみられている。

 さらにOFIクレタは年俸額の3分の2を負担するという条件で、1年間のレンタル期間延長を打診。しかし、スポルティングCPは完全移籍での放出を望んでいることから、このオファーを却下したと伝えられている。

 その中SCインテルナシオナルは、フェリピの獲得にむけて近日中にも交渉を開始するとのこと。ギリシャ1部の強豪パナシナイコスやトルコ国内の複数クラブ、それにJリーグクラブとの争奪戦に加わる見通しとなったようだ。

 またレアンドロ・ダミアンについては、川崎フロンターレとの契約が2023シーズン終了後まで残っていると、先月にブラジルメディア『Revista Colorada』が報道。

 SCインテルナシオナルがダミアンの獲得にむけて川崎フロンターレに問い合わせを行ったものの、川崎フロンターレは交渉の応じない姿勢を見せたと伝えられている。

 なお『レコルド』の報道によると、昨年3月にJ1リーグの浦和レッズがフェリピのレンタル獲得オファーを提示したものの、スポルティングCPはこれを拒否している。フェリピを巡る争奪戦でJリーグクラブに勝機があるか気になるところだ。