日本代表MF久保建英(21)はレアル・マドリードから他クラブへの移籍がほぼ確実とみられている。その中、レアル・マドリードはレアル・ソシエダからのオファー再提示を待っているようだ。28日、レアル・マドリードの専門サイト『ディフェンサセントラル』が伝えている。
久保建英は昨年8月にレアル・マドリードからRCDマジョルカへレンタル移籍。マジョルカでのレンタル期間は今月30日までとなっているが、現地の複数メディアは今夏退団を予想。同選手のレンタル期間延長の場合、マジョルカはレアル・マドリードに対して追加で300万ユーロ(約4億1000万円)を支払う必要があると伝えられていた。
またレアル・マドリード復帰の可能性については、先日スペイン紙『エル・エスパニョール』が「レアル・マドリードに居場所はなく、トップクラブへのレンタル移籍を模索中」と報道。EU圏外枠の兼ね合いや2021/22シーズン終盤での出場機会減少を理由に、レアル・マドリードで構想外との見方を示していた。
そんな久保建英の去就については、レアル・ソシエダが5年契約による完全獲得をレアル・マドリードに打診したと、スペイン紙『マルカ』が今月22日に報道。しかし、レアル・マドリードはレンタルでの放出、または買い戻し条項の付帯を求めていることから拒否したとみられている。
すると『ディフェンサセントラル』は、「レアル・マドリードはクボの移籍について、レアル・ソシエダからの新たなオファーを待つ」と伝え、レアル・マドリードが1年レンタルでの放出にこだわっていると主張している。
一方でスペインメディア『eldesmarque』は、レアル・ソシエダが久保建英の完全獲得にこだわると報道。MFマルティン・スビメンディ(23)とFWジョン・カリカブル(19)を交換要員として譲渡し、移籍金の引き下げを狙っていると伝えている。
久保建英の保有権手放したくないレアル・マドリードと、完全獲得を基本線とするレアル・ソシエダの交渉は平行線をたどる可能性が高そうだ。
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