トッテナム所属のブラジル代表DFエメルソン・ロイヤル(23)は、アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋(23)と比較されることが多い。そんなエメルソンがアントニオ・コンテ監督に対する不満を爆発させた。26日、米メディア『ESPN』ブラジル版が伝えている。
トッテナムは昨夏、冨安健洋の獲得が再三にわたり噂されたものの、移籍ウィンドウ閉鎖間近の8月末にバルセロナからエメルソンを獲得。冨安健洋は8月31日にボローニャからアーセナルへ完全移籍している。
そのエメルソンは加入1年目から右サイドバックでレギュラーに定着。昨年11月にアントニオ・コンテ監督への交代がある中でも、リーグ戦で38試合中26試合に先発出場していた。
ただ、同じくプレミアリーグ挑戦1年目の冨安健洋と比較されることが多く、英メディア『HITC』は今年4月に「トミヤスはアーセナルで目覚ましい活躍を見せており、今シーズンのプレミアリーグにおける最高の新戦力のひとりになっている」
「一方エメルソンは期待を裏切るような存在ではなかったものの、トッテナムに大きな失望を与えてしまった印象は否めない。(アントニオ・)コンテ監督就任以降、トッテナムがわずか1年でこの右サイドバックの後釜を獲得しようとしていると報じられた」と評していた。
そんなエメルソンは『ESPN』のインタビューでコンテ監督について聞かれると「フィジカルトレーニングもあるし、時には負荷の高いトレーニングをやるんだ。それが終わると、僕はまるで死んだような状態になる」
「なのに翌日のトレーニングで、コンテは『エメルソン、昨日のトレーニングは気に入らなかったよ』って言うんだ。あり得ないよ。そうなるともう怒り始めるんだ。『昨日のトレーニングが気に入らなかったって、どうなんだ?俺は命をかけて、死んでトレーニングを終えたんだ』とね」
「でもGPSで確認すると、僕は元気だし、多くのチームメイトよりもいい。それでもコンテはGPSを見ると『いや、もっとできるはずだ』と言う。それから僕はイライラしながらトレーニングを終えるのさ」とコメント。指揮官との会話でストレスを感じていることを明かした。
なおエメルソンの去就については、以前からトッテナム退団が噂されているほか、先週にはアトレティコ・マドリードからの関心が伝えられている。コンテ監督との間に問題を抱えている同選手は、わずか1年で所属クラブを変えるかもしれない。
コメントランキング