明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪は、キプロス1部パフォスFC所属のフィンランド代表MFオンニ・ヴァラカリ(22)を巡り、セリエAの名門ミランなど欧州クラブと争奪戦を繰り広げているようだ。23日、ポーランドメディア『Meczyki』が伝えている。
身長187cmの攻撃的MFであるヴァラカリは、フィンランドのトゥルン・パロセウラやノルウェー1部のトロムソILをへて、2020年1月にパフォスFCへ移籍。加入当初からレギュラーに定着すると、2020/21シーズンに15ゴールをマーク。2021/22シーズンはリーグ戦22試合中19試合に先発出場して9ゴール4アシストをあげたほか、優勝プレーオフでは10試合中5試合でスタメン出場していた。
また、同選手は2020年11月11日の国際親善試合・フランス戦でフィンランド代表デビューを飾ると、EURO2020(欧州選手権)で代表メンバー入り。FIFAワールドカップ・カタール大会欧州予選やUEFAネーションズリーグで出場機会を得ている。
その中、『Meczyki』の報道によると、パフォスFCにはミランやプリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ベンフィカ、ギリシャ1部の強豪PAOK、セレッソ大阪など複数クラブからヴァラカリに関する問い合わせを受けているとのこと。オファーの有無など具体的な交渉内容については触れていないものの、欧州クラブへの今夏移籍が濃厚と予想している。
またドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ヴァラカリとパフォスFCの契約期間は来年5月末までであるという。
なお、セレッソ大阪にはオーストラリア代表FWアダム・タガート(29)、ベトナム代表GKダン・バン・ラム(28)、韓国代表GKキム・ジンヒョン(34)、クロアチア人DFマテイ・ヨニッチ(31)、ブラジル人FWブルーノ・メンデス(27)、ブラジル人FWジェアン・パトリッキ(25)、タイ代表MFチャウワット・ビラチャード(25)が在籍。ベトナムとタイがJリーグ提携国のため、ダン・バン・ラムとチャウワットは外国籍選手の対象ではないものの、外国人選手5枠が埋まっている状況だ。
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