
Kリーグ1(韓国1部)の蔚山現代は、横浜F・マリノスからレンタル移籍中である元日本代表MF天野純(30)、元浦和レッズのブラジル人FWレオナルド(25)の完全獲得に動くようだ。24日、韓国紙『東亜日報』が伝えている。
天野純は今年1月に蔚山現代へレンタル移籍により加入すると、トップ下を主戦場に攻撃陣の中心選手として活躍。2月26日のKリーグ1第2節・城南FC戦で2ゴールを叩き出すなど、ここまでリーグ戦17試合中10試合に先発出場して6ゴール1アシストと結果を残している。
一方、レオナルドは今年2月に中国スーパーリーグ(中国1部)の山東泰山から蔚山現代へレンタル移籍。3月6日の第4節・全北現代戦で移籍後初ゴールをあげると、ここまでリーグ戦17試合中12試合の先発出場で7ゴール2アシスト。絶対的ストライカーとして君臨している。
『東亜日報』は韓国国内クラブの補強状況に関する特集記事を掲載。その中で蔚山現代については「横浜F・マリノス(日本)と山東泰山(中国)からそれぞれレンタル移籍している天野純とレオナルドの完全移籍を進めている」と報道。攻撃の核である2選手を早くも来季の構想に含めていることを伝えている。
また天野純は先月末、韓国メディア『フットボリスト』のインタビューで「ひとりのサッカー選手として、試合に出て結果を残すことが一番幸せなことだと思います。もちろん、もっと頑張らないといけないのは事実ですが、楽しくサッカーをして満足しているので、完全移籍をしたいと心の中では思っています」と、蔚山現代への完全移籍に前向きな姿勢を見せていた。
なお、蔚山現代はリーグ戦17試合を終えて12勝3分2敗で、勝ち点39を獲得。今月19日の全北現代との直接対決では1-3で敗れたものの、依然として2位の全北現代に8ポイント差をつけて首位に立っている。元ガンバ大阪の韓国代表DFキム・ヨングォン(32)らも含めて、元Jリーガーがチームの上位躍進に大きく貢献している。
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