FC東京所属のU21日本代表MF松木玖生(19)や鹿島アントラーズ所属の日本代表FW上田綺世(23)など日本人選手5名に欧州移籍の可能性があるようだ。17日、オーストラリアメディア『オプタス・スポーツ』が伝えている。
Jリーガーでの海外挑戦では、日本代表FW古橋亨梧(27)やFW前田大然(24)、MF旗手怜央(24)、MF井手口陽介(25)の4選手がセルティックへ移籍したことが話題に。元横浜F・マリノス監督であるアンジェ・ポステコグルーのもとで活躍し、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)で優勝を成し遂げた。
また、セルティックがさらなる日本人選手の獲得に動く可能性は以前から報じられており、先日には清水エスパルス所属のU21日本代表FW鈴木唯人(20)やMF松岡大起(21)のリストアップを英紙『デイリーレコード』が予想している。
その中、『オプタス・スポーツ』は「欧州移籍を狙うJリーグのスター選手は?」という見出しをうち、欧州クラブが注目すべき選手に松木玖生、上田綺世、柏レイソル所属のU21日本代表FW細谷真大(20)、サンフレッチェ広島所属のFW満田誠(22)、川崎フロンターレ所属の日本代表DF山根視来(28)を列挙。
松木玖生について、青森山田高校サッカー部やFC東京での活躍ぶりを紹介した上で「マツキの成功への一途な思いは、典型的な日本人選手とは一線を画している。日本社会では年功序列の風潮があり、後輩は年長者を批判することをためらう」
「しかし彼は違う。その点では日本が誇るレジェンド、三浦知良に似ている。キング・カズと呼ばれた彼は、キャリアの初期に日本社会のそのような側面に反対していた。マツキも同じようなものだ」と同選手のメンタリティを絶賛。
「昨年初めにフランスの強豪、オリンピック・リヨンでのプレーを経験し、すでに欧州のサッカーに触れている。近年の日本サッカー界で最も輝かしい才能の持ち主の一人とみなされている」と評している。
上田綺世については「2019年にデビューして以来、彼は天性のゴールゲッターであるだけでなく、安定したゴールゲッターであることを証明してきた」
「フルハシ(古橋亨梧)やマエダ(前田大然)のように、ウエダは本能的で自然なゴールスコアラーである。日本人選手はしばしば、過剰なプレーやネットにボールを通そうとする姿勢を非難されることがある。他の選手がやらないような攻撃的なプレーをすることを恐れない、ちょっと変わった選手だ」と紹介した上で、ポルトガル1部の強豪スポルティングCPやブンデスリーガのシャルケを移籍先候補に挙げている。
なお今夏の移籍ウィンドウでは、すでに日本代表DF小川諒也(25)がFC東京からポルトガル1部のヴィトーリア・ギマランイスへレンタル移籍している。ここ数年間で欧州で成功を収める日本人選手が増える中、Jリーグのトッププレーヤーによる海外挑戦は続きそうだ。
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