
日本代表MF鎌田大地(25)は、今季限りでのアイントラハト・フランクフルト退団に近づいている可能性があるようだ。13日、ドイツメディア『フースバル』が伝えている。
鎌田大地は2021/22シーズンのブンデスリーガでほぼ全試合に先発出場。UEFAヨーロッパリーグ(EL)では準々決勝2ndレグ・バルセロナ戦の追加点アシスト、準決勝1stレグ・ウェストハム・ユナイテッド戦の決勝ゴールなど、大舞台での勝負強さを発揮。先月18日の決勝・レンジャーズ戦でもフル出場し、EL制覇に大きく貢献していた。
そんな鎌田大地には、すでにトッテナム・ホットスパーやセビージャなど複数クラブからの関心が伝えられているが、今月1日時点では他クラブからのオファーがないとみられてる。また、選手本人は日本代表チームでの活動中に「フランクフルト以上を探すのはより一層難しくなる」と語り、オファー次第では残留も視野に入れていることを明かしている。
しかし、フランクフルトのマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)はドイツ紙『ビルト』のインタビューで「経済的な条件が整えば選手を放出するのが我々の考えなので、原則的に慰留するつもりはない。たとえ、重要な選手や人材を失うことが痛手であってもだ」とコメント。
来年6月で契約満了を迎える鎌田大地、セルビア代表MFフィリップ・コスティッチ(29)、フランス人DFエヴァン・ヌディカ(22)について、適切なオファーが届き次第放出する方針を固めている。
『フースバル』の報道によると、フランクフルトはアルゼンチン1部ニューウェルズ・オールド・ボーイズに対して、アルゼンチン人MFニコラス・カストロ(21)の獲得オファーを提示したとのこと。ニューウェルズ幹部は数日以内にカストロの去就について判断を下すという。
また『フースバル』は「21歳のプレーメーカーであるカストロは、2023年6月に契約が切れるカマダの後継者としてフランクフルトに移籍する可能性がある。カマダが契約延長をした場合には、彼の競争相手としてやってくるかもしれない」とし、カストロが鎌田大地の後釜になる可能性を主張している。
なお、カストロは2020年にニューウェルズのトップチームに昇格。昨年からトップ下のポジションでレギュラーに定着すると、2022シーズンはアルゼンチン1部リーグでここまで14試合中12試合に先発出場し、3ゴール2アシストをあげている。
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