明治安田生命J2リーグのファジアーノ岡山を退団したブラジル人FWブレネー・マルロス(28)が、日本の運転免許試験に対して不満をぶちまけた。9日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
マルロスはブラジル1部のSCインテルナシオナルやボタフォゴFR、タイ1部のバンコク・ユナイテッドなど複数クラブをへて、昨年7月にファジアーノ岡山へ加入。当時負傷離脱中の元韓国代表FWイ・ヨンジェ(31)に代わる得点源として期待されていたが、J2リーグでわずか2試合の出場に終わり、わずか5カ月で退団。今年1月からブラジル3部のレモでプレーしている。
そんなマルロスは『グローボ』のインタビューに応じた際、日本での生活について聞かれると「日本では試験を受けて運転免許を取らなければならない。私はたった7回しか落ちなかったよ」と運転免許の試験で何度も不合格になった経験を告白。
「君たちは現地の試験がどんなものかを理解していない、信じられないことなんだ。もう一人、私をよく助けてくれたブラジル人がいたけど、彼は9回落ちた。もう10年も経っているよ。ちょっとでもミスをしたら、もう不合格になるんだから、どうかしているよ」と、日本の運転免許制度に対する不満をあらわにしている。
一方で日本で学んだことについては「教育、文化、サッカーの捉え方など、日本人からたくさんのことを学んだね。すごく勉強になったよ」と好意的なコメントを残している。
なお、日本では都道府県公安委員会が指定した自動車教習所で学科講習や技能講習を受講。修了検定に合格した上で、運転免許センターで学科試験を受ける必要があるが、この学科試験で100点中90点以上をとらないと運転免許が交付されない。
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