かつてFC東京に在籍していた元韓国代表DFチャン・ヒョンス(30)は、蔚山現代への移籍が噂されたが、中東クラブ残留が確実となったようだ。9日、韓国メディア『フットボリスト』が伝えている。
チャン・ヒョンスは2019年7月にFC東京からサウジアラビア1部のアル・ヒラルへ完全移籍。加入1年目から守備陣の中心選手として活躍すると、クラブは直近3シーズンで2度AFCチャンピオンズリーグを制覇。2021/22シーズンもサウジアラビア国内リーグ戦でほぼ全試合に先発出場していた。
そんなチャン・ヒョンスの去就については、昨年12月にKリーグ1(韓国1部)の蔚山現代へ移籍する可能性が浮上。同選手がアル・ヒラルとの契約満了を迎える今年6月に、母国復帰が実現するとみられていた。
しかし、『フットボリスト』の報道によると、チャン・ヒョンスとアル・ヒラルの現行契約には1年間の契約期間延長オプションが盛り込まれているとのこと。そしてオプションの行使権がアル・ヒラル側にあり行使する意向を固めたため、今夏フリー移籍の可能性が消滅したという。
くわえて蔚山現代を率いるホン・ミョンボ監督も韓国メディアの取材で、チャン・ヒョンス獲得に向かわないことを明言。すでにターゲットを切り替えているようだ。
なお、蔚山現代は横浜F・マリノスからレンタル移籍中の元日本代表MF天野純(30)や、元浦和レッズのブラジル人FWレオナルド(25)、元ガンバ大阪のDFキム・ヨングォン(32)、元横浜F・マリノスのMFユン・イルロク(30)、元アビスパ福岡DFウォン・ドゥジェ(24)と複数の元Jリーガーを抱えている。
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